【ブレオデ】キャラプロフ@その他5

目次
・グロークス
・プラーミャ
・ビルギッタ
・イヴ
・ソフィア


◆グロークス















【図鑑1】
天魔大戦初期、 アールムティ王国に仕えた
神官にして軍師。 国軍である天星騎士団を
補佐する重要な役割を果たした。

幼少期、 ケモノビトの襲撃で故郷の村が
滅ぼされ、 生家も親族も失ったグロークスは
近隣の城塞都市の孤児院に入る。

傷つき飢えた子どもたちが集まるその孤児院は、
あらゆるものが不足し、 争奪が繰り広げられる
苛烈な環境だった。 そのような状況でも
グロークスは、ひたすら冷徹に状況を捉え、
やがて策略をもって容赦なく敵対者を
排除していき、そこに正しい秩序と規律を
もたらした。

いかなる場でも異様なまでに理性的な判断を
下せるグロークスの性格は、この孤児院時代に
培われたものである。
また、その時の劣悪な環境を連想するため、
長じてからも孤児院で主に食べられていた
麦粥を嫌っていた。

【図鑑2】
天魔大戦初期、 アールムティ王国に仕えた
神官にして軍師。 国軍である天星騎士団を
補佐する重要な役割を果たした。

孤児院を離れ、下級貴族の養子となった
グロークスは正式に教育を受け、 才知の
頭角を現す。 彼は当時アールムティ王国の
最高学術機関である古代ラティオ教神殿に
招かれ、より高度な魔術と軍事知識を学んだ。

グロークスはその才覚を買われ、 神官としても
学者としても活躍の場を広げていく。
だが外交の一環で交流した隣国ウルバ王国の
神官とは根本的に主義が合わず、 やがて
彼らを敬遠するようになった。

ある時グロークスは上役の神官の薦めを受け、
若い貴族の娘の教育係の役目を得る。
この娘こそが、のちに天星騎士の
団長となるアナトリアであった。
それまで 『人は利害のみで動く」 と信じていた
グロークスは、アナトリアとの関わりによって
次第に考え方を変えていくことになる。

【図鑑3】
天魔大戦初期、 アールムティ王国に仕えた
神官にして軍師。 国軍である天星騎士団を
補佐する重要な役割を果たした。

獣王ガジン率いる風ノ国との戦争時、
グロークスは騎士団長アナトリアの軍師として
騎士団を支え、 多くの献策で軍を勝利に導いた。

利害を省みず、いかなる苦境にも全力で
立ち向かうアナトリアを間近で見守るうち、
グロークスは常に非情で冷酷なまでの判断を
行いながらも同時に、柔和で優しく相手を諭す
態度を保つことを心がけるようになっていった。

のちに軍属を退いたグロークスは
世界各地を巡りながら、 アナトリアら
母国の英雄 五星将の伝記を執筆する。
また、 心理と物理と魔術を組み合わせた
独自の新魔術の研究にも弟子と共に没頭した。

目に見えぬ関係と理を記し残す、
「事象の関連性の秘密』 を探るこの研究により、
後世グロークスは 「万象の賢者』と呼ばれ、
ウルバのハーミドと並び称される偉人として
名を残している。

【親密度】
1「貴方が私を選んだのなら、
 私も貴方を見極めてみましょうか。」
2「貴方にも相応の見識がある……
 確かに、認めざるを得ませんね。」
3「貴方と私は、どうやら軍略の考え方が近い。
 自然と意見が合うのは、素晴らしいことです。」
4「貴方と共に歩んだおかげで、私の知識にまた
 新しい一面が加わりました……ありがたいことです。」
5「貴方を信じ、そして貴方の信頼にこたえましょう。
 私の知略、軍略……すべては貴方のために。」

【バトルスキル】
2習得「敵の気勢を削ぐのは戦術の基本です。」
3習得「味方の気勢を上げ、戦闘に集中させるのもまた、
   戦術の基本ですよ。」
4習得「敵をこちらの有利な状況に追い込むのは
   少しだけ高等な戦術です。」
5習得「これは基本的には敵を倒すための術です。
   ただ、生き残った敵は眠り込むというだけのね……」


◆プラーミャ















【図鑑1】
混沌を好む悪魔ゴーシルと、 研究者悪魔
セルセラによって生み出された、
合成ケモノビト。

天使の要素と鳥型の魔物と有翼ケモノビトの
遺体を掛け合わせ、 無理に生み出した
生命であったため、 当初、 彼女の思考力は
通常より遥かに劣っていた。
また、痛覚神経が鈍感で、 感情も希薄であった。

ただ、彼女が持つ凄まじい再生能力と
治癒魔術は、悪魔軍の有力な支援戦力となる
可能性を秘めていた。

しかし、 意思疎通が困難であるという難題に
セルセラの部下の研究者たちは頭を悩ませた。

そして、思考力開花を目的とした改良手術を
何度も施され、 プラーミャは誕生してから
数年間は、 道具のように扱われ続けた。

ある日、マニニという有名なドジ悪魔が
研究所内で転んだ拍子に爆弾をまき散らし、
プラーミャを爆発に巻き込んでしまう。

すると、自己再生したプラーミャは
誤爆を謝罪するマニニの言葉を
オウム返しする形で初めて言葉を発した。

爆発が刺激を与え、 強引な形で思考能力を
開花させたらしく、 この日をきっかけに
プラーミャは自我を持ち始めていく。

【図鑑2】
混沌を好む悪魔ゴーシルと、 研究者悪魔
セルセラによって生み出された、
合成ケモノビト。

当初、 意思疎通もままならなかった
ブラーミャは、 ドジ悪魔マニニが起こした
爆発事故をきっかけに自我に目覚めていく。

そして、その事故の責任を取らされて
セルセラの下でしばらく働くことになった
マニニと過ごす時間が増えていった。

マニニは事故の負い目を感じていたが、
プラーミャはむしろ、 自我を持つきっかけを
作った彼女を恩人として慕っていた。

また、 プラーミャが戦場に出るようになると、
彼女の治癒魔術は重宝され、
海ノ国の滅亡以来、 劣勢だった悪魔軍の
迅速な立て直しに貢献した。

やがて、 風ノ国とパーストゥル王国の戦闘が
始まり、 戦場での回復役だったプラーミャは、
風ノ国に伝わる「鳳凰」 の化身と尊ばれた。

彼女は戦場で片翼のミール族の女戦士と出会い、
その失われた翼を治癒魔術で再生させたことを
きっかけに友情を育むという成長まで見せた。

そうして、 自我を持ったプラーミャは一時期、
研究所での道具扱いに反発し改良手術を拒む。

しかし、 悪魔軍の士気を持続させるには
彼女の強力な治癒魔術は不可欠であり、
狡猾なゴーシルが彼女をなだめすかし、
改良手術は続けられた。

【図鑑3】
混沌を好む悪魔ゴーシルと、 研究者悪魔
セルセラによって生み出された、
合成ケモノビト。

自我を獲得したプラーミャは自ら本を読んで
勉強したがるなどの成長を見せたが、
能力向上のために行われる
無茶な改良手術を受け続けた結果、
身体を壊し衰弱していく。
その進行は彼女の自己再生力をもってしても
止めることができなかった。

やがて、 余命1年と診断され、
延命治療も効果はなく、これ以上魔力を
消費すれば確実に死に至ると判断され、
ブラーミャは戦場から離脱せざるを得なかった。

彼女の不在を好機と見た敵国パーストゥル王国は
風ノ国への奇襲を成功させ、 悪魔軍は
甚大な被害をこうむる。

自軍の劣勢を耳にしたプラーミャの脳裏には
マニニや友人の女戦士のことがよぎった。

そして、彼女は動けないはずの身体で戦場へ
駆けつけ、 自軍全体に治癒魔術を施した。

その気迫は、 風ノ国に語り継がれる不死の象徴
「鳳凰」そのものであり、命懸けの治癒魔術は
風ノ国を勝利へ導いた。

しかし、 奇跡の復活はその一度きりで、
魔力を使い果たしたプラーミャは
宣告された1年を待たずして、
眠るように息を引き取った。


【親密度】
1「貴方トイルト……とうがらしミタイデ
 オイシイデス。 エ? 変デスカ……?」
2「貴方ハ優レタ召魂士デスネ。
 ……私ハ優レタ召魂獣デショウカ?」
3「貴方ノ気持チ……少シ分カッタ気ガシマス……デモ、
 勘違イカモシレマセン……ヨク、分カラナイデス……」
4「オ側ニ置イテイタダキ、アリガトウゴザイマス。
 皆サンヲ治療デキルト、私モ嬉シイデス。」
5「共ニ過ゴシ、貴方ノ思イヲ、感ジマス。
 トテモ暖カイ……ズット一緒ニイテ、イイデショウカ?」

【バトルスキル】
2習得「攻撃モ……苦手デハ、アリマセン。」
3習得「敵ノ強化ノ解除デスカ……?ハイ、デキマス。」
4習得「皆サンガ、ゴ無事デイラレルヨウ、オ祈リシマス。」
5習得「カツテ、『鳳凰』ノヨウダト言ワレタ私ノチカラ……
   貴方ノタメニ使イマショウ。」


◆ビルギッタ















【図鑑1】
ケモノビトの中でも非常に稀少とされた
白銀の毛並を持つアージェ族の女性。
弓の扱いに秀でており、 草ノ国の
フェイの下でその腕を振るった。

ビルギッタは、 山岳地帯に存在していた
山ノ国に隣接する小国、 雪ノ国の
さらに山深い地にある集落で生まれ育った。

寒村の出身のせいか、 山ノ国へと兵役に出た
当初はなかなか都会暮らしに慣れなかったが、
故郷で覚えた狩りの技を活用し、 戦士として
評判を得ていく。

そして、 将軍グレンデル直々の指名により、
彼の義理の娘フェイの傍付きとなるのだが
フェイの言動に振り回され、 時には彼女と
激しい格闘試合をする羽目になるなど、
苦労も絶えなかった。

しかし、そうした苦労も、 ビルギッタにとっては
輝かしい人生の思い出として記憶に残っている。

【図鑑2】
ケモノビトの中でも非常に稀少とされた
白銀の毛並を持つアージェ族の女性。
弓の扱いに秀でており、 草ノ国の
フェイの下でその腕を振るった。
過酷な過去を秘めながら冷静に振る舞う
戦士だったが、 本来は人懐っこく、 話好き。

かつては故郷の村で、 家族や同胞たちと
共に平穏に暮らしていた。
しかしある日、村は天使の襲撃を受けた。
同胞を討たれ、 家族を奪われ、 村を焼かれ、
ビルギッタは全てを失ってしまった。

村のアージェ族の戦士として、
ただ一人生き残ったビルギッタは、
もしかしたら兄や母が天使に連れ去られて
生きているのではないか、という
わずかな可能性に賭け、 雪ノ国を経て
山ノ国、 さらに草ノ国へと足を運ぶ。 そして
召集兵として軍に参加することとなった。

【図鑑3】
ケモノビトの中でも非常に稀少とされた
白銀の毛並を持つアージェ族の女性。
弓の扱いに秀でており、 草ノ国の
フェイの下でその腕を振るった。

メリディエス王国への遠征軍に加わった
ビルギッタは、 フェイ直属部隊において
活躍。 指揮天使への狙撃を果たすなど、
大きな戦功をあげる。

草ノ国が王都を攻略し、 メリディエスに対して
勝利した後、ビルギッタは、 敵将との一騎打ちに
倒れた父グレンデルの弔いとばかりに市街に
攻め入るフェイに付き従った。
そして、 メリディエス軍の残存の騎士団である
ゼノヴィアたちと交戦することになる。

しかし、血気にはやるフェイは少人数で
突出しすぎたため、 相手に取り囲まれてしまう。

ビルギッタはフェイを守ろうと奮戦し、
矢弾を使い果たしてからも彼女の盾と
なり続けたが、ついに力尽き、
戦場に倒れることとなった。

召魂される現在、 彼女は当時の無力さを時折
口にすることはあるものの、 戦闘意欲は高く、
全盛期の腕前以上の働きを披露することさえも
あるという。


【親密度】
1「お前の指揮は的確で戦いやすい。
 これからもこの調子で頼むぞ。」
2「これほどの戦果をもたらすか……
 お前ほどの召魂士、そうはいないだろうな。」
3「私にこれほど活躍する場をくれたこと、感謝する。
 これからもお前の矢として共にあろう。」
4「私はかつて、一族を……家族を失った……だから、
 今でも居場所を探しているのかもしれないな……」
5「この銀の尾の誇りにかけて、お前に忠誠を誓おう。
 もはや……お前のいるところが私の居場所だ。」

【バトルスキル】
2習得「いざとなれば、なりふりなど構うものか。
   私は勝利を射止めてみせるだけだ。」
3習得「大地に働きかけ、力を借りる術だ。何? 自分の魔力で
   やっているはず? そ、そんな馬鹿な……!?」
4習得「寒さが厳しい雪国では節約が重要だ。普段から
   節制を心がければ、戦いにも応用が利くぞ。」
5習得「狙うべき敵は見えている……
   あとは仕留めるのみだ。」


◆イヴ















【図鑑1】
天使の母親と、ハネビトの父親の間に
生まれたハネビトの少女。
天使に憧れを抱いており、いかにして理想の
天使に近づくかを日夜模索していた。

イヴが生まれた時代、 天使とヒトの関係に
亀裂が入りつつあり、 その影響でヒトによる
ハネビトへの迫害が起きていたが、
両親とも高い地位にあった彼女は、
迫害も戦争も知らず伸びやかに育つ。

ある日、屋敷の庭でイヴが母親と遊んでいると、
光都の居住区へ侵入した神獣が
二人に襲い掛かってきた。

娘を守るため、 彼女の母親は神獣を撃退。
イヴはその強さと美しさに魅了され、
自分も母親のような天使になりたいと
強く願うようになった。

そんなイヴに対して、
純粋なまま育ってほしいと思った彼女の母親は
『天使になりたいのなら、
清く、優しく、 まっすぐでありなさい」と
娘を諭す。
それがイヴにとっての理想の天使像となった。

本物の天使のように羽を持つことはできないが、
心だけは天使のように美しくありたいと思い、
イヴは母の言葉を片時も忘れなかった。

それから数年。 イヴは母親の言葉通り
純粋無垢な子に育ったが、遊び盛りな時期には
冒険心から、 度々屋敷を抜け出しては
両親を心配させていた。

のちに外出先での事故などを懸念した
執事のレナードによって、
彼女が一人でも身を守ることができるよう、
魔力を増強させる武器や衣装が贈られた。

【図鑑2】
天使の母親と、 ハネビトの父親の間に
生まれたハネビトの少女。
天使に憧れを抱いており、いかにして理想の
天使に近づくかを日夜模索していた。

イヴはある程度の年齢になると、
両親の心配をよそに、その模索のため、
街やその周辺の見回りに出るようになる。

両親と共に彼女のことを心配していた
執事のレナードが、 護身用として
自作の武器と衣装を贈ると、
イヴはすぐにそれを使いこなし、 母親を真似て
小さな神獣退治へ繰り出すようになった。

そんなある日、彼女は街の外で大型の神獣と
遭遇してしまい、 危機に陥っていたところを
臨時の神獣討伐隊として付近を探索していた
天使タフリールに助けられる。

二人は波長が合い、 すぐに打ち解けると、
絵が得意だったタフリールは友情の証として
イヴに似顔絵を贈った。

ところが別の日、イヴはハネビトを軽蔑する
ヒトの子供達と出会い、 タフリールから
贈られた似顔絵を破かれてしまう。

イヴは彼らの罵倒の言葉を聞いて
ハネビトが軽蔑や迫害の対象である現実を
初めて知り、 衝撃を受けた。

しかし、イヴは負の感情で心を歪めることなく、
全種族が互いに分かり合える日が来ると
純粋に信じ続けた。

【図鑑3】
天使の母親と、ハネビトの父親の間に
生まれたハネビトの少女。
天使に憧れを抱いており、いかにして理想の
天使に近づくかを日夜模索していた。

イヴが十代半ばのころ、かねてより
くすぶっていたヒトと天使の対立は
決定的なものとなり、 光都ケイトゥムに
ヒトの造った神獣が本格的に侵攻を始める。

その侵攻によって、 イヴの母親は
家族を守って戦死してしまう。
そして、悲しむ暇もなくイヴ自身も
窮地に追い込まれる。
絶対絶命の彼女を救ったのは
友人のタフリールであった。

イヴは逃げるよう促され、 恐怖から走り出すが
友人を置いてはいけないと思い直し、
彼女は戦火の中へと駆け戻る。

その途中イヴは、 遺恨のあるヒトの子供達が
神獣の攻撃に巻き込まれているのを目撃する。
そして、彼らを助けるため再び
神獣の前へと躍り出た。

彼女の行動に子供達は感謝し、
イヴと共に崩れゆく光都から避難した。

故郷を破壊され、 母親を亡くし、
イヴは深い悲しみに沈むが、 胸に宿った
「清く、優しく、まっすぐ』 な天使への
憧れは消えることはなかった。

光都陥落後、 イヴは小さな集落へ移り住み、
神獣に怯える人々を励まし、 元気づけ、
皆の心の安らぎとなりながら、 天寿を全うする。

最後まで、 強く慈しみの心を持ち続けた
イヴの魂は、命が尽きるその瞬間まで、
本物の天使以上に清く、 美しく、輝いていた。


【親密度】
1「天使への道も一歩からデス!
 これから、もっともっと頑張るデスよ~!」
2「むふふ~……悪い子をもっと、お仕置きして
 あげるデスよ! わたしにお任せくださいデス!」
3「あなたと一緒にいられて嬉しいデス! あなたになら
 もっと天使みたいなわたしを、お見せできるデス!」
4「ママが言ってたデス。大切な人ができたら、迷わず
 助けなさいって。だから……あなたのために戦うデス!」
5「何だか、本当のわたしになれた気がするデス!
 これからも、わたしはあなたの天使デスからね!」

【バトルスキル】
2習得「これでハンマ……じゃなくて、ステッキの攻撃力は
   3倍です! あれ? そんなには上がらないデスね……」
3習得「むっふっふ……やっと、わたしの時代が来たデスね!
   さあ、悪い子をバンバンお仕置きデスよ~!」
4習得「思ったより、悪い子が多いようデスね……そんな時は
   この技デス! 天に替わってお仕置きするデスよ!」
5習得「え? わたしの最終奥義を見たいデスか?
   むふふ~……仕方ないデスねぇ……特別デスよ?」


◆ソフィア















【図鑑1】
天魔大戦末期、エルツの地下に存在した
『一条の光』 教団の神殿洞窟にて、
ラティオ教徒たちを導いた慈愛の巫女。

ソフィアは教団を導く巫女とされ、
その期待に応えるべく、 巫女として
正しい選択を考えて行動し続けた。
しかし、 幼なじみのユースティの前でだけは、
巫女としての自分を忘れ、
素直な自分をさらけ出すようにしていた。

11歳の時、 流行り病に倒れた教団の人々を
癒しの魔法で救ったが、 それでも治療が
間に合わず、 多くの信徒が命を落とした。
その中には、彼女やユースティの両親もいた。

癒し手が限られた状況では
治療の優先順位を決めるほかなく、
教団を導く巫女としての立場を貫いた結果、
彼女は教団の未来を担う子供の治療を優先して、
両親の治療を後回しにしたのだった。

そして、 流行病が落ち着いた頃、
ユースティにその行いを赦すと言われると
ソフィアは、 両親の死後はじめて涙を流し、
誰にとも知れない謝罪を繰り返し続けた。

【図鑑2】
天魔大戦末期、エルツの地下に存在した
『一条の光』 教団の神殿洞窟にて、
ラティオ教徒たちを導いた聖洞の巫女。

ある日、ユースティを連れて神殿洞窟から
抜け出したソフィアは、 海岸付近のケモノビト
の村から煙が上がっていることに気が付き、
焦土となった村の中で双子の少女を発見した。

双子は竜の守り手を名乗り、
その側には双子が竜と呼ぶ生物の姿があった。
代々、竜の守り手はその真名を受け継ぎ、
何百年と竜の命をつないできたのだという。

双子は、 竜は 『真名』 を知る者と契りを結び、
その契約者が生きる限り生き続けるのだと語り、
己の死を悟った双子は、ソフィアとユースティに
竜の主となってくれるよう懇願した。

ソフィアは、命を賭けて責務を果たそうとする
彼女たちの姿に、 自分のあり方を重ねて、
その願いを聞き入れた。

竜の呼び名を尋ねたとき、 双子は既に事切れて
いた。 満足げな彼女たちの瞼を閉じさせた後、
ソフィアは静かに彼女を見る白い竜を、
ウィローと呼ぶことに決めたのだった。

【図鑑3】
天魔大戦末期、エルツの地下に存在した
『一条の光』 教団の神殿洞窟にて、
ラティオ教徒たちを導いた聖洞の巫女。

ウィローの主になってから数ヶ月後、
教団に隠し財産があると勘違いして襲ってきた
盗賊団の頭領、 サラームと親交を深めた結果、
よく一緒になってユースティをからかっていた。

しばらく後、
ケモノビトの敗残兵の大集団が教団を襲った。

ソフィアは運び込まれる神官騎士たちの治療に
あたっていた。 援軍に駆けつけたザラームも
深手を負い、 彼女の目の前で命を落とす。

また何も守れなかったと後悔する彼女に、
ユースティは、ソフィアが巫女として正しい
ことを続ける限り、ソフィアの盾である自分も
正しい仕事ができる、 自分の信念はソフィアに
守られていると語った。

ソフィアにとって、 ユースティの存在は、
道を指し示す一条の光であった。
そして、ソフィアは生涯、 その光を守る
巫女であり続けようと誓ったのである。


【親密度】
1「やはり、貴方の力は強い……でも、強いだけでは
 ありませんね……少し、興味が湧いてきました。」
2「この子が貴方になつくなんて……もしかして貴方は
 この子たちと同じ使命を背負っているのでしょうか…?」
3「貴方は光と闇…どちらに偏ることもなく、己が足で
 立っている……とても素晴らしいことだと思いますよ。」
4「貴方といると、とても落ち着きます。それは貴方が
 いつも私を見ていてくれているから…ふふっ、嬉しいです。」
5「貴方はまるで陽だまりのよう……力強く、温かい……
 私…これからもずっと貴方と共に歩いていきたいです。」

【バトルスキル】
2習得「調子が悪ければ、私が治しますよ!」
3習得「ウィローの力を借りた攻撃の術です。
   たまに……使うことがありました。」
4習得「『一条の光』教団の巫女として……いえ、
   一人の戦う者として、皆さんをお守りします!」
5習得「全ての人々にあまねく光を……
   私がいる限り、誰も傷つけさせはしませんよ。」



※Googleドライブ経由で書き起こしています。

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