目次
・タマ
・サスケ
・ダンゾウ
・カブラギ
・シュゾウ
◆タマ
【図鑑1】
朱ノ国生まれのコーダ族の少女で、忍の者。
同じく朱ノ国に忍として仕える兄サスケがいた。
基本的に冷静で年の割に大人びているが、
兄妹喧嘩が多いのと頑固なのが玉にキズ。
非常に勤勉な性格で、 不真面目な行動や
いい加減な事を嫌う。
戦闘センスでは兄に一歩譲るものの、
兄以上に日々の鍛練に励む事で
同等の実力を身に着けた努力家。
【図鑑2】
朱ノ国生まれのコーダ族の少女で、忍の者。
彼女は兄のサスケ共々、 代々忍びとして
国に仕える一族に生まれ、 幼いころから
師ダンゾウのもとで修業に励んだ。
性格はサスケとは正反対で、 お互いの
意見が合わずに喧嘩をする事がよくあった。
その上、 お互い成果を競い合うので、
時には任務に支障が出る事もあった程。
そんな失敗があるたびに、 タマは反省と報告、
どうしてそうなったのか等、 経緯を記し、
再発防止に努めるのだが、 火種が多過ぎて
どうにもならないことも多かった。
ただ、サスケの独断専行や、
忍らしからぬ性格を
日々叱ってはいたものの、
本心から毛嫌いしている訳ではなかった。
【図鑑3】
朱ノ国生まれのコーダ族の少女で、忍の者。
彼女は第二次ブレイバン遠征にて、 朱ノ国が
滅亡の危機に陥った時、 女帝カブラギより、
兄サスケと共に民を樹海の外へ逃がす任務を
託される。
しかし、民を先導している途中、 サスケと
はぐれてしまった上、 移動する一団が
天使とヒトの勢力に発見されるという
不運に見舞われた。
タマは人々を逃がす血路を開くため、
最後まで奮戦し、 相当数の敵を倒したが、
力及ばず、 戦場に命を散らしてしまう。
【親密度】
1「タマ、お館様のお役に立てて嬉しいのです!」
2「お館様! タマ、お館様の忍びでよかったと思っていますよ!」
3「これまでの戦いを見て、お館様はやっぱり、すごいと思ったのです!
タマ、もっとお役に立ちたいのです!」
4「お館様! こんなにタマを信頼してくれて、感謝、感謝なのです!」
5「タマ、今度こそ誰にも負けません。お館様と一緒なら、何も怖くないのですよ!」
【バトルスキル】
2習得「これで敵をやっつけるのです!」
3習得「これで益々、お館様のお役に立てるはずなのです!」
4習得「もっとお館様や、みんなの役に立てるなら、タマ、うれしいのです!!」
◆サスケ
【図鑑1】
朱ノ国出身のコーダ族の少年で、
忍者部隊きっての問題児。
年相応、 と言うにはやや子供っぽく
涙もろい上に勉強は非常に苦手としていた。
真面目な空気に耐えられず、 規則についても
ほとんど見て見ぬフリをするという、
忍者にあるまじき問題行動を
起こすことが多々あった。
性格も熱血でオマケに声まで大きかったため、
初めて会った相手は、なぜ彼が
忍者になったのか疑問に感じるほどだったが、
その実、 戦闘や隠密など技術面でのセンスは
天才的という、 アンバランスな能力の
持ち主だった。
同じく忍びとして国に仕える
タマという妹がいた。
【図鑑2】
朱ノ国出身のコーダ族の少年で、
忍者部隊きっての問題児。
サスケと妹のタマは仲があまり良くなく、
顔を合わせれば喧嘩や口論が絶えない
有り様だった。
しかも、それらの争いでサスケは
タマに言い負かされることが多く、
べそをかくこともままあった。
腕っぷしではタマと互角以上のサスケだったが、
口喧嘩では一切勝てないため、
妹に対して苦手意識を抱いていた。
その喧嘩は時に任務に支障をきたし、
師匠のダンゾウや、 朱ノ国の帝カブラギをも
悩ませていた。
ただ、二人とも
本心で憎み合っている訳ではなく、
いざという時は呼吸も合っているので、
生前、 本人達にもう少し時間があれば
多少は関係性も改善されていたかもしれない。
【図鑑3】
朱ノ国出身のコーダ族の少年で、
忍者部隊きっての問題児。
天魔大戦の半ばごろ、
プレイパン王国を中心とした
ヒトと天使の軍勢が朱ノ国に侵攻を始める。
その時、サスケと妹のタマは
避難民の誘導と護衛の任務を命じられ、
彼は民衆の後方で警戒に努めていた。
しかし、歩みの遅い避難民の護衛は
サスケにとっては退屈な任務でしかなかった。
その途上、 サスケは敵指揮官である
ヴィクトリカを目視で発見する。
彼はそれを、 劣勢だった戦争を
一気に挽回する好機と考え、 その場を離れて、
単独でヴィクトリカ暗殺を試みたのである。
【親密度】
1「アニキならオイラのこと、もっと強くしてくれるよな? な?」
2「よし、ちょっと強くなった気がする。さっすがアニキだぜ!」
3「アニキ、ありがとな! オイラ、これからもどんどん強くなるぜ!」
4「すげえや! オイラ、こんなに強くなれるなんて思ってなかったぜ!
やっぱ、アニキは最高だよ!!」
5「へへっ、アニキとオイラの絆を感じるぜ! もう、ずっと一緒だからな!」
【バトルスキル】
2習得「オイラ、これでちょっとは強くなっただろ?」
3習得「へへっ、アニキのために修業したんだぜ!」
4習得「安心しなよ! 兄貴の敵はみーんな、オイラが蹴散らしてやるからさ!」
◆ダンゾウ
【図鑑1】
朱ノ国を守ることに尽力した
コーダ族の忍びの者。
寡黙な性格な上に、 眠ることに強い執着があり、
場合によっては目を開けたままでも
眠る事が出来たので、
付き合いが浅いと眠っているのか
起きているのか判別がつかないこともあった。
最初の内は師や先達から注意を受けていたが、
安眠を得るため身を隠している内に、
潜伏の技術が飛躍的に向上し、
そのうち誰も彼を見つけることが
できなくなるほどであった。
ただ、実際眠っているところを指摘すると
過去、師匠に叱られていた事からくる
条件反射で頑なに 「眠っていない」と主張した。
【図鑑2】
朱ノ国を守ることに尽力した
コーダ族の忍びの者。
ダンゾウが生きた時代、
敵方であるブレイパン王国では
本格的な遠征に先駆け、 度々先遣隊を
派遣するなど、 ムグラート樹海の
偵察が行われていた。
ダンゾウら朱ノ国の忍びは
その敵先遣隊の監視や排除を
主な任務としていた。
特にダンゾウは夜陰に紛れての
奇襲を得意としており、
プレイパン王国の兵の間では、
ムグラート樹海で夜営すると
『ニンジャ』 が出ると恐れられた。
また、彼は弟子を多く育てており、
サスケ、 タマきょうだいや、
朱ノ国最後の帝となったカブラギも
彼の指導を受けている。
特に、幼少期のカブラギは彼を慕っていた。
【図鑑3】
朱ノ国を守ることに尽力した
コーダ族の忍びの者。
ある時、 ダンゾウは数人の部下と
敵国の斥候部隊に夜襲をかける。
その際、 敵陣には優秀な魔術師がおり、
催眠の魔術をダンゾウに仕掛けてきた。
術中にはまったダンゾウはそのまま攻撃を
受けそうになるのだが、 眠りながらも
敵の気配を察知して、 攻撃を回避し続け、
果ては反撃まで行った。
彼は眠りながら修業しているうちに、
いつの間にか、そのような芸当を
身に着けていたのであった。
その様はニンジャの脅威として、
長くブレイバン王国の兵士に
語り継がれることとなる。
そのような活躍をしたダンゾウであったが、
40代になる頃、 心臓に病を抱え、
ある夜、眠るように世を去った。
【親密度】
1「お館、一つ言っておきたい。それがしを働かせすぎではないか?
もっと睡眠時間を所望する……」
2「……はっ!? まさか、お館……それがしを働かせて、
自分は寝ていようという魂胆なのでは……」
3「……お館が優れた召魂士だというのは認めよう。
だが、睡眠時間だけは何とかならないだろうか……?」
4「それがしを重用してくれるのはありがたい……
だが、頼むからもっと寝かせてくれ……ZZZ……」
5「これほどの絆を結べば、もはやお館とそれがしが寝ていても問題は……
それがしは駄目? ずるいぞ……」
【バトルスキル】
2習得「敵を闇に包んでやろう……」
3習得「眠りを誘う技を披露しよう……」
4習得「強化の術だ…… 無論、眠くはならない……ZZZ……」
5習得「闇をまとい、皆強くなる。これぞ、我が奥義……
寝ていたら思いついた…………訳ではないぞ。」
◆カブラギ
【図鑑1】
天魔大戦期、 ムグラート樹海に存在した
ケモノビトの国、 朱ノ国における最後の帝。
聡明にして一騎当千の実力を持つ名君だった。
彼女の独特の言葉づかいは
朱ノ国を治める帝の一族のもの。
幼少の頃、父である先帝の臣下の剣士や
忍者 舞踊家などから、 武術や礼法、
舞踊の手ほどきを受けており、
突出した武力はこの頃に身についた。
また、 彼女は見目麗しく、
心根も優しかったため、 民や臣下からの
信望は厚かった。
ただ、色恋となるとまったく不得手で、
長じてからは臣下から
「一刻も早く世継ぎをつくられますよう」 と、
度々の小言を受けていた。
実は武術指導の面々の内に意中の人物がおり、
その剣士の口癖を気に入ったカブラギは
ことあるごとに真似をしていた。
立場上、 国外へ出た事が無く、
兵士経由で知った他国の料理に
大きな関心を示していた。
【図鑑2】
天魔大戦期、 ムグラート樹海に存在した
ケモノビトの国、 朱ノ国における最後の帝。
聡明にして一騎当千の実力を持つ名君だった。
彼女は人柄を見る確かな目を持っており、
数多くの忠臣を従えていた。 彼らに対して
通常は温和に接していたが、 叱る時は
容赦がなく、時には泣き出す若者もいた。
そんなカブラギの優しさと厳しさは
初陣の際のある出来事をきっかけに
育まれたものだった。
彼女が17歳になった頃、 樹海の地表部で
ブレイバン王国の貴族の軍との衝突があり、
カブラギは初出陣を果たす。
しかし、突出した味方を助けようとした
彼女は敵方の手練れの戦士に片角を折られ、
命まで奪われそうな状況に陥ってしまう。
その際、カブラギが密かに思いを寄せていた
お目付け役の剣士が彼女を助け、
命を落としてしまう。そのことに彼女は、
しばらく立ち直れないほどの衝撃を受けた。
それ以降、カブラギは自身を強く戒めると共に、
剣士の口癖だった言葉を胸に、
二度と同じ失敗を繰り返さないよう、
主君として、より一層成長出来るよう励んだ。
【図鑑3】
天魔大戦期、 ムグラート樹海に存在した
ケモノビトの国、 朱ノ国における最後の帝。
聡明にして一騎当千の実力を持つ名君だった。
カブラギが帝位についてから十余年の間に、
敵陣営ブレイバン王国との戦争は本格化、
戦況は一進一退を繰り返していた。
しかし、天使から片翼を授かったという
王女ヴィクトリカの主力軍による攻撃が
始まると、 徐々に劣勢に陥っていった。
そこで、 カブラギは忍びのサスケやタマ、
舞踊指南役のトキワなどに非戦闘員の
避難を命じた上で、都での決戦に持ち込んだ。
その決死の防衛により、 ブレイバン王国の
軍勢は次第に勢いを失っていった。
ところが、その戦いは天使ミトの介入により、
誰も予想しなかった展開となる。
その際、 ミトが自身の行動を不本意に
感じていることを察したカブラギは、
説得を試みるが、 退かせるには至らなかった。
天使ミトの出現に、 抑止力となるはずの
悪魔の対応は追いつかず、 カブラギは最後まで
国と民のことを考えて戦い、 散っていった。
【親密度】
1「なるほどなぁ、あんさんのことがちょっと分かったわ。
……さて、次はどないしようねぇ?」
2「あんさんの力は、やっぱりホンマモンやねぇ。
ええで……もっともっと活躍したるわ。」
3「あらあら、此方をこんなにひいきにして、
いったい何考えてるん? 悪いお人やなぁ……」
4「こんなにしてもろて、何や申し訳なぁなってきたわ……
ううん…ここは、素直におおきにって言えばえんかな?」
5「殿方に、こんなに大事にしてもろたんは初めてや……
『ウチ』、これからも、もっともっと頑張るえ。」
【バトルスキル】
2習得「まあ、守りのことは任しとき。」
3習得「そういえば昔、こんな技も使ぉてたなぁ。」
4習得「此方がみんなも、あんさんも守ったる。
あの時みたいなことにはさせへんえ。」
5習得「この力、あんさんのために使うえ。 それが今の此方の誇りやからな!」
◆シュゾウ
【図鑑1】
天魔大戦末期、 マディア帝国の騎士達に
人斬りとして恐れられたオーギ族の青年。
かつて、ブレイバン王国に滅ぼされた
朱ノ国の敗残兵の末裔 「鬼ノ兵団」が
たどった負の連鎖の化身とも言える人物。
劣悪な環境で育ったためか
その性格は悪逆無道の一言であり、
自身の享楽のためだけに
他者を斬る正真正銘の悪党。
弱者と善人を蔑んで嘲笑い、
他者を斬る事にだけ歓びを見出していた。
趣味と言えるものは殺生くらいな
シュゾウであったが、 着物と武器防具には
多少こだわりを持っていた。
身の回りの品はほぼ略奪品で
まかなっていたが、
それらに関しては仕立て屋に金を払い
自分用の物を作らせていた。
【図鑑2】
天魔大戦末期、 マディア帝国の騎士達に
人斬りとして恐れられたオーギ族の青年。
シュゾウが生まれた 「鬼ノ兵団』では
ある程度の年齢に育った子供に武器を取らせ、
戦いに投じるという悪習があった。
シュゾウもその洗礼を受けたが、
彼は何とか耐え抜き、 無報酬で戦う事と
引き換えに生き残る事ができた。
ただ、 初めて他者を斬り伏せた瞬間、
シュゾウはこれまで抱いていた
憎悪と苦しみがかき消され、
相手の全てを奪い去る事に歓びを感じた。
それからシュゾウは人を斬るという
歪んだ目的を叶えるためだけに剣技を磨き、
気づけば兵団一の卓越した剣士となっていた。
【図鑑3】
天魔大戦末期、 マディア帝国の騎士達に
人斬りとして恐れられたオーギ族の青年。
故郷を出たシュゾウは
斬る対象と糧を楽に手に入れる手段として
当時ヒトの国と小競り合いをしていた
軍に傭兵として参加するようになる。
そうして多くの戦場を回った彼は、
その殺人剣をより凶悪なものとしながら、
人斬りとしての悪名をも高めていった。
ある時、シュゾウは斬る対象を求めて
ヒトの陣営において最大勢力であった
マディア帝国との戦争に参加する。
だが、いつもと同じ気概で臨んだ
ある戦いで悪逆の人斬りは生涯最後の相手と
出会うことになる。
【親密度】
1「あんたの敵を斬るのは俺も気分がいい。
まァ、これからもよろしくなァ。」
2「へえ……なかなかどうして、あんたも相当だねェ……
あんたの腹ん中、覗いてみたくなってきたぜ。」
3「ククッ……敵を倒すってことに関しちゃ、あんたも
結構いい腕してるじゃねェか。昂るねェ。」
4「今でも俺が思う存分敵を斬れるのは、あんたの
おかげさねェ……まァ、一応感謝はしてやるさ。」
5「あんたが命じて俺が斬る……最高の組み合わせだと
思わねェか? ずっとこうしていたいもんさねェ。」
【バトルスキル】
2習得「ちょいと集中すると斬れ味が増す……気持ちいいぜェ?」
3習得「こいつを使うと自分の傷が気にならなくなって、斬ることに集中できるのさ。」
4習得「斬り応えのねェザコは燃やした方が早いだろ……なァ?」
5習得「こいつは二の太刀が効く面白ェ技だぜ……」
※Googleドライブ経由で書き起こしています。