◆天使長ヴェヒター

【図鑑1】
創世期前、光の神ラティオによって創られた最高位の天使。
長く天使長としての 務めを果たした。
天使の中でも随一の強い魔力を持っており、
悪魔との戦争においては、軍の総指揮を務めた。
全天使を率いる絶大な権限がありながらも
その性格は慈悲深く、ラーズワールドに存在するあらゆる生命に慈愛を寄せた。
一方、守るべきものの為には、己の身の危険や
苦痛を省みず事を行う、芯の強さも持っていた。
彼女は芸術全般を好み、多忙な合間を縫って
絵画や彫像を作成する事を楽しみとしていた。
ナディル神殿の光の神側の領域にある像の 幾つかは、ヴェヒターの作品である。
また、いつの間にかこの世界にあまねく生息するようになった
モッチー族の魔物たちも実はヴェヒターの作と言われている。
【図鑑2】
天魔大戦の頃、光の神ラティオの命を受け、
実質的な天使の指揮権を八枢機へと委ねた ヴェヒターは、
世界を覆う「大結界」の維持に 専念する事となる。
後世において多数のハネビトの巫女によって ようやく保たれたこの「大結界」を、
ヴェヒターは一千年にも及ぶ間、大椅子に 横たわったまま、たった一人で支え続けた。
しかしこの孤独な職務は彼女の体の自由を奪い、
魔力と心を少しずつ、確実に蝕んでいった。
ハネビトへと「大結界」の維持を委譲する頃には、
既にヴェヒターの力と命は尽きかけていた。
召魂される現在、彼女は全盛期に近い姿を 現してこそいるが、
かつてのような 強力無比な魔力を発揮することは叶わない。
それは単に召魂獣となったからではなく、 一時は歩くことさえできないほど、
彼女の魂が 消託したことに、その一因がある。
【図鑑3】
悪魔との戦いが終息した後、「大結界」維持をハネビトに委譲した
ヴェヒターは 光都の宮殿で静かな時を過ごした。
もはや天使として、何の実権も持たず、 寝台から起き上がることもままならず、
残り僅かとなってしまった自らの魔力と 余命を自覚していたヴェヒターだったが、
ある日偶然自分のもとを訪れた鎧姿の天使・ タフリールと親しくなる。
長年寝たきりであったため外界のことを あまり知らないというタフリールに、
ヴェヒターは過去の天使と悪魔との思い出の 数々を語って聞かせた。
ヴェヒターにとって、この友人と語らった 最期の日々は、
以前の数千年間の出来事にも 増して、鮮明に感じられたという。
そしてある日、ヴェヒターはタフリール一人が 見守る中、
最後の魔力を使い果たし、 静かに消滅した。
◆魔王ゼノス

【図鑑1】
創世期、天使長ヴェヒターと対をなし、
最も力ある悪魔の一人として君臨した 悪魔の中の悪魔。
創世の際はラーズワールドを造成する 空間を破壊し、
その基礎を固める役割を 果たした。
創世後は闇の神ナトラの意思に従い、 ヒトと世界の可能性を探る役割に就いた。
その性格は鷹揚にして、自由奔放、
小事には興味を持たず、享楽的であった。
また、一見冷酷に見えるが、それは
物事の判断基準がヒトはもちろん
並みの天使、悪魔を超えたところに あったためで、
ゼノスなりの情というものは 確かにあった。
【図鑑2】
ゼノスはある事件をきっかけに
世界の行く末に、あまり介入しようと しなくなる。
ただ、いくつか例外はあり、
ラージガルという悪魔が起こした 魔物の大量発生事件の際は、
ルヴワールという悪魔の力にこだわり、 その力を使わせようとした。
ゼノスはルヴワールの力に何か特別なものを 感じている節があったが、
そのことは 最も近くにいた悪魔ウィケッドにさえも 明かされることはなかった。
【図鑑3】
ある事件の後、世界との関わりを 半ば断っていたゼノスであったが、
神代戦争末期、神々の戦いが 決着しようとしたとき、
光の神の行いに 疑問を感じ、事態への介入を決める。
長い時を経て、世界の表舞台に 再び現れたゼノスは
天使陣営に対して、 絶大な力を振るった。
ただ、天使陣営も負けてはおらず、
当時最強の戦力となっていた光破五天将と 呼ばれる天使と
ゼノスとの戦いは 壮絶を極めた。
その戦いの痕跡は今なお残っていると 言われている。
※googleドライブ経由で書き起こしています

【図鑑1】
創世期、天使長ヴェヒターと対をなし、
最も力ある悪魔の一人として君臨した 悪魔の中の悪魔。
創世の際はラーズワールドを造成する 空間を破壊し、
その基礎を固める役割を 果たした。
創世後は闇の神ナトラの意思に従い、 ヒトと世界の可能性を探る役割に就いた。
その性格は鷹揚にして、自由奔放、
小事には興味を持たず、享楽的であった。
また、一見冷酷に見えるが、それは
物事の判断基準がヒトはもちろん
並みの天使、悪魔を超えたところに あったためで、
ゼノスなりの情というものは 確かにあった。
【図鑑2】
ゼノスはある事件をきっかけに
世界の行く末に、あまり介入しようと しなくなる。
ただ、いくつか例外はあり、
ラージガルという悪魔が起こした 魔物の大量発生事件の際は、
ルヴワールという悪魔の力にこだわり、 その力を使わせようとした。
ゼノスはルヴワールの力に何か特別なものを 感じている節があったが、
そのことは 最も近くにいた悪魔ウィケッドにさえも 明かされることはなかった。
【図鑑3】
ある事件の後、世界との関わりを 半ば断っていたゼノスであったが、
神代戦争末期、神々の戦いが 決着しようとしたとき、
光の神の行いに 疑問を感じ、事態への介入を決める。
長い時を経て、世界の表舞台に 再び現れたゼノスは
天使陣営に対して、 絶大な力を振るった。
ただ、天使陣営も負けてはおらず、
当時最強の戦力となっていた光破五天将と 呼ばれる天使と
ゼノスとの戦いは 壮絶を極めた。
その戦いの痕跡は今なお残っていると 言われている。
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