はじめに

メモ置き場

2025年1月15日

ECHOES OF TERRA テラを巡る旅

5thWEBイベント
https://echoesofterra.arknights.jp/
2025年1月12日15時00分~












・各小エリアの名称は勝手に後付けしたため間違ってる可能性があります
・テキスト内の■■■青文字は個人の統計数値が入る部分です


ロドス・アイランド


メインコントロール室

アーミヤ、ケルシー















01
メインコントロール室はロドスの最も重要な部屋の一つである。ドクターが通常執務に用いる場所であり、ロドスの各部門及びテラ各地の事務所から送られる情報が集まる。業務の煩雑さを考慮し、ケルシー医師は秘書オペレーター制度を設けることでドクターの業務をサポートしている。

02
ドクターが帰還する前、メインコントロール室に向かったオペレーターはいつも書類の山の中で懸命に働くコータスの少女の姿を見つけることができた。ケルシー医師のサポートがあっても、このような業務が一人の子供にとって過大な負担であるのは明らかである。

03
prtsの記録:
■■■ 年 ■■■ 月 ■■■ 日、Dr.Dr.■■■#■■■ がロドスに帰還した。今年、ドクターは累計 ■■■ 日勤務し、 ■■■ 件の任務を処理し、■■■ 回作戦に参加し指揮した。その間、ドクターの秘書を今年最も長く担当したオペレーターは ■■■ だった。ロドスへの貢献に感謝する。


コントロールセンター

W、ジュナー















01
この部屋はかつてバベル時代にロドスの固定艦載兵器システムの一部を監視するために使用されていたが、今ではロドス内の各船室の安全を確認するためのコントロールセンターとしてクロージャに改造され、メインコントロール室に置ききれない文書や荷物が一時的に保管されることもある。

02
ロドス最大のおやつネットワークの元締めとして、ジュナーは皆に最もデリシャスで、リーズナブルなおやつを届けようとしている。しかし今日新たに届いたおやつの荷物はいつもより一つ多いようだ。
「イネス宛……まさかあの人もおやつ好きだったの?」
ジュナーは「フライドポテト」と書かれた怪しい荷物を見ながら考え込んだ。


応接室

レッド、歴陣鋭槍フェン、12F















01
今年、応接室にて累計 ■■■ 回情報共有会が行われた。応接室で最も長く勤務したオペレーターは ■■■ で、累計 ■■■ 時間勤務した。

02
応接室は来客を迎える際に最もよく使われる場所である。一部の古参オペレーターの記憶によると、最初の応接室には巨大で非常にうるさい通風設備があったそうだが、エンジニア部の手が入り、より先進的な室温管理設備が設けられ、応接室に来るすべての者が快適に過ごせるようになった。

03
応接室で勤務するオペレーターは来客を迎え、訪問者が持ち込んだ情報を整理してロドスの必要とする「手がかり」へとまとめる作業を担当している。時折、どうしても足りない手がかりがあることで頭を悩ませることがあるが、その場合は、翌日応接室に訪れる客人がドクターの必要とする手がかりを持ってきてくれることを期待するほかない。


ロドス艦上甲板1

ブレイズ、グレースロート、ロスモンティス、フロストリーフ、メテオリーテ















01
ロドスの上甲板には飛行ユニット離着陸のためのエプロンが設けられている。なお、正体不明の飛行ユニットがロドスに直接接触するのを防ぐため、常にオペレーターによる巡回が行われている。しかしメテオリーテやフロストリーフのような長年戦場に身を置いていたオペレーターが当直の場合、広告チラシを届けに来たドローンまでもが時々「うっかり」したオペレーターたちによって撃墜されることがある。

02
飛行ユニットが着陸する前に飛び降りないで!
飛行ユニットが着陸する前に飛び降りるようほかの人を唆さないでね!
ブレイズ、今度また飛び降りてエプロンを壊したら、アルコール禁止令をケルシーに出してもらうからね!
――クロージャ


ロドス艦上甲板2

シヴィライト・エテルナ、ウィシャデル、ヘドリー、イネス、アスカロン、
パプリカ、リード、オッダ















01
天災の被害や外部からの侵入を防ぐため、ロドス本艦の上甲板は堅牢な多層合金船殻で覆われ、いつでも完全に閉じることのできる天窓も備え付けられている。停泊している期間中、上甲板の一部のエリアはオペレーターたちに開放されている。天気の良い日は甲板に上がり、周囲の景色を眺めるのもいいだろう。

02
毎朝五時半ぴったりに訓練室へと顔を出し、その後読書をして、昼休みを取ると午後はずっと戦闘訓練を行う。毎日その繰り返し。ロドスにおけるヘドリーの生活を見て、サルカズ傭兵に対して偏見を抱いていた多くのオペレーターたちが次第に考えを変え始めた。
「規則正しく健康的な生活、読書好き、彼は本当に傭兵だったのか?」

03
今のサルカズにとって、鉱石病はもはや最も取るに足らない問題になっているかもしれない。戦争、飢餓、または扇動者と比べれたとき、鉱石病によるサルカズの死は穏やかだと表現して差し支えないものだろう。サルカズの故郷を真に存続させるため我々に必要なのは、鉱石病の治療方法だけではないのだ。


加工所

Friston-3、アレーン















01
今年、加工所は累計 ■■■ 個の材料を加工し、製造過程で累計 ■■■ 個の副産物が生成され、生成率は約 ■■■% であった。今年加工所でとりわけ突出した働きをしたオペレーターは ■■■ である。

02
ロドスにやってきたアレーンは、すぐに加工製造において優れた才能を見せた。統計によると、アレーンが製造に関わった材料は副産物の入手量が顕著に上昇した。彼が夜勤明けの同僚たちをからかった後は特にそれが明らかであった。

03
噂によると、加工所で勤務するオペレーターの中には、毎回仕事前に機械に向けて祈る人がいるそうだ。これをすることで副産物の入手量が一定程度上昇するらしい。
「あの日結晶回路を製造した際に、副産物の中に初級源岩を見つけるまで、私も科学を信じていた」、とある加工所のオペレーターがこう語っている。



製造所

Castle-3、ウィンドフリット















01
製造所年間生産報告書が作成された:
純金 ■■■
源石の欠片 ■■■
入門作戦記録 ■■■
初級作戦記録 ■■■
中級作戦記録 ■■■
もし勤務において残業が発生した場合は、必ず速やかに人事部に申告を行うこと。確認後、残業代は10営業日以内に口座へ振り込まれます。

02
「こんなことをして本当に大丈夫か?」
「もちろん問題ありません。この最新版の作戦記録はメイキングインタビューと撮影者のサインに加え、特別に総集編、HD版、HDリマスター版、ディレクターズカット版も追加しました……試しに見てみましたが、全部見終わるのに最低でも70時間かかります。これだけ長い映像を見れば、絶対に成長するでしょう!」


発電所

Thermal-EX、セイリュウ















01
発電所はロドス下層甲板の動力エリアに位置し、全ロドスの電力システムの稼働を維持するという重要な役割を担っている。エンジニア部のオペレーターたちは電力システムが正常に運行している状態を保つため、毎日発電所の各設備の稼働状況をチェックしている。

02
サーマル-EXはその情熱に満ちた仕事ぶりと小規模停電時にも予備エネルギーとして使用できる機体から、発電所の作業員たちの間で人気である。気持ちが熱すぎるため、時に一部の回路が過負荷で損傷することもあるが、こうした些細なトラブルは発電所の作業員たちのサーマル-EXへの愛情に何の影響も与えない。


休憩室

クルース、ハイビスカス、ラヴァ、ビーグル、フェン















01
正式な手続きに則って申請すれば、ロドスのオペレーターは誰でも休憩室を利用できる。休憩室は映像の再生設備や各種娯楽休憩施設を無料で提供している。使用する際、オペレーターの各位には室内を清潔かつ衛生的に保つよう注意してほしい。

02
新たな訓練スケジュールに対して、行動予備隊A1のメンバーたちはそれぞれに異なる考えを抱いている。ハイビスカスが張り切ってより栄養バランスの取れたメニューをスケジュールに添付したものの、ラヴァに強く抗議され、今はビーグルが二人の喧嘩を収めようとてんやわんやしている。その一方でフェンがまず考えなければならないのは、起床時間を早めた後、サボって消えてしまうクルースをどこで見つけることができるかということだ。


食堂

オーキッド、ミッドナイト、ポプカル、スポット、カタパルト















01
食堂はどんな日でもオペレーターたちに多種多様な食事を提供している。近頃ロドスの厨房の使用権が船内の一般オペレーターにも開放された。厨房を使用する際にケオベとルナカブに遭遇した場合、絶対に彼女たちを厨房に入れないように。また、自分の食べ物からも目を離してはならない。必要に応じてヴァルカンまたはドクターに連絡して対処すること。

02
「コミュ障だし、人の話聞かないし、言われたこともできないし……一体いつになったら落ち着いて仕事ができるようになるのかしら……!」、オーキッドはこれまで何度もチームメンバーのさまざまな行いについて愚痴をこぼしてきたが、それでもチーム全員の面倒を見ようと頑張っている。結局のところオーキッドは、A6が変人集団だと知っているが、その中に悪人が一人もいないこともよく分かっているのだ。


宿舎

ノイルホーン、ヤトウ、ドゥリン、レンジャー















01
ロドスの宿舎は一人部屋、二人部屋、四人部屋などがあり、どの部屋にも独立した洗面所が設置されている。後方支援部の統計によると、今年は累計 ■■■ 名のオペレーターがチェックインし、そのなかでも、 ■■■ は今年累計 ■■■ 回宿舎にチェックインした。

02
今年、ドクターは購買部に累計 ■■■ 個の家具の購入を依頼した。オペレーターたちは自分の好みに基づいてその家具を選択できる。今のところクロージャの行っているインテリアビジネスは好評を博しているので、必要な場合は購買部にて彼女に声を掛けるといい。

03
行動隊A4はかねてよりロドスの一部のゴシップ好きオペレーターたちの話のタネになっている。例えばノイルホーンとヤトウはなぜいつもマスクを付けているのか、ドゥリンはなぜ一分で昼食を食べ終えてそのうえ昼寝までできるのか、レンジャーには一体あとどれだけの語っていない物語があるのか、などである。


訓練所

スチュワード、アドナキエル、アンセル、メランサ、カーディ















01
訓練室はロドスオペレーターが普段各戦闘訓練を行っている場所である。教官たちはオペレーターそれぞれの具体的な状況に基づいて訓練計画を定める。中でも一部の教官は、子供たちを対象としたフィットネス入門講座を開いており、オペレーターの中には受講した子供たちは体を強くすることができるこの部屋が好きだと言うのを何度も聞いている者がいる。

02
prtsの統計によると、 ■■■ は今年訓練室にて累計 ■■■ 時間訓練を行った。 ■■■ は年間最優秀教官に選出された。過度な訓練による身体への悪影響を避けるため、必ず合理的な計画に基づき訓練を行うように。

03
直近の実践シミュレーション訓練において、メランサの優れた剣術と奇襲能力が改めてフランカ教官の賞賛を得た。彼女は仲間たちの助けを受けて、これまでずっと抱えていた心の壁を打ち破ることでリーダーとして相応しい者になったが、カーディによる備品損壊リストに向き合う際には、変わらず頭が痛くなる。


制御中枢

ドーベルマン、ロゴス、ジェシカ、ルトナダ、アロマ、PhonoR-0















01
ブリッジはロドスの制御中枢に位置する。ここでは、常にシフト勤務の操舵手や制御スタッフが本艦を操縦している。制御システムは完全に自動化されているため、ロドス本艦の操縦に必要な人的コストは大幅に削減されている。

02
ベテランオペレーターからの注意:初めてブリッジに来て仕事をする場合は、通信設備を身につけておくように。一部の小さな作業室を見ていると勘違いしがちだが、この場所は広場丸々一個分ほど広いんだ!

03
ロドスがますます厳しい局面に直面する中、オペレーターたちの安全を守るため、ドーベルマンとロゴスは合理的な範囲内において、後の昇進審査の難易度を上げることに決定した。
「えっ!?銃を使わずにガヴィルの攻撃を五分間耐え抜くって、その審査ちょっと難しすぎないか……」


救急医療チーム事務室

フォリニック、ススーロ、ワルファリン、ガヴィル















01
医療部門は主にロドスのオペレーターや収容している感染者、そしてその他の乗員の健康管理や傷病の治療を担当している。医療部は、今日すでにテラ屈指の総合鉱石病移動医療センターを築き上げ、大勢の患者に同時に優れた医療環境を提供する能力を有している。

02
かつてオペレーターの間で治療を受ける際の指南書が出回り、そこには多くの医療部での診察時の体験が記録されていた。入職したばかりの新人は、ガヴィル医師オリジナルの「ナチュラル麻酔術」の効果がいかほどか興味を持ちがちだ。

03
「安心してください。うちの医療部のオペレーターは全員専門家です。とりあえず言うことを聞けばいいですよ。特にあなたの主治医がガヴィルさんの場合はなおさらね。彼女に勝てると思わない限り。」


玉門医館

ハニーベリー、マルベリー、チェストナット















01
ある玉門の旅の後、医療部のオペレーターは炎国の伝統的な医学体系に強い関心を持つようになった。炎国で伝わる数多くの薬草学の知識は、医療オペレーターにとって貴重なものであり、それを新たな薬品の研究開発に組み込むことができれば、少なくない薬品の製造コストが大幅に削減されることになる。

02
ハニーベリーが少し困惑した様子でマルベリーの持っている薬草を見ている。レム・ビリトンでは、この薬は高熱の治療に用いられるが、マルベリー曰く、炎国人はリウマチの痛みの症状を効果的に和らげるため、これをすりつぶして関節に塗るそうなのだ。二人のそばにいるチェストナットも称賛の声を絶えず発し、まさかドゥリン族が普段酔い覚ましに使う薬草にそんな治療の効果があるとは知らなかったと話している。


ラナの憩い処

パフューマー、ポデンコ、エンカク、ミルラ、ヴァーダント















01
療養庭園は普通、安静が必要な患者や心理状態が良くない患者を受け入れる場としてロドスで使用される。医療チームの協力の下、管理人のパフューマーは独自のアロマセラピーによって療養が必要な患者を治療する。彼女が見せる優しさや辛抱強さ、そして醸し出される教養の深さから、パフューマ―はオペレーターたちの間で人気を集めている。

02
療養庭園の温室ではパフューマーが自ら育てた花の種が植えられており、また彼女は他のオペレーターがここで鉢植えや草花を育てることも歓迎している。皆の努力によって、ここではテラ各地域の草花を見ることができ、中には取引が許可されていない珍しい品種も存在している。

03
療養庭園が医療部と提携して特別サービスを提供いたします!外勤任務に出かける前に療養庭園に立ち寄っていただければ、オペレーターなら誰でも心身の状態について総合的なカウンセリングと自律神経のケアを受けることができます。終わった後はポデンコお手製のフラワークッキーもお試しいただけます。


「ぶらぶら部」

スルト、ロープ、イーサン、マンティコア















01
陸上艦として、ロドスの内部にはさまざまな施設や通路が密集している。したがって、必ず船内の標識の指示に従って行動するように。当然のことながら、通路を歩いている際に標識が移動していても怖がる必要はない。寄ってみて「標識」に挨拶してみるといい――イーサンはコミュニケーションを取るのが好きなので、どちらへ進めばいいか教えてくれるだろう。

02
基地施設マップには表示されていない特別な部屋に、「ぶらぶら部」という名の秘密組織がある。彼らは毎日仕事の合間にロドスの各所をぶらつき、オペレーターたちの日常の些細な出来事を記録して共有している。かつてロドスのために、ドクター指揮の下で行動予備隊A1と共にオリジムシ脱走の危機を解決したと言われている。


※補足
「ぶらぶら部」についての詳細は大陸版公式漫画「罗德岛闲逛部」にて
https://terra-historicus.hypergryph.com/comic/7748


U-Officialの配信部屋

U-Official、カシャ、ロベルタ















01
某配信プラットフォームの有名なライバーとして、ユーリカがロドスに来たばかりの頃、人がたくさんいる場所に彼女が姿を現すと、一部のファンが騒ぎを引き起こすのではないかと人事部は非常に心配していた。しかしすぐに、必要な配信以外に、当該オペレーターは外出すらしたがらないことが判明した。

02
特別放送『Uちゃんといっしょにロドス医療部を知り尽くせ!』の配信後、多くの視聴者がこの謎の製薬会社に多大な関心を寄せた。なぜあの緑色の髪の医療オペレーターは何人もの苛立った患者を軽々と押さえ込めるのか?あの若いフェリーンの医者が開発した薬は本当にどれもフルーツ味がするのか?そして、一日中フードをかぶっているあの謎の人物は一体どんな姿をしているだろうか?


ひだまりお遊戯室

ケオベ、バブル、マドロック















01
ひだまりお遊戯室はオペレーターたちのために特別に作られた娯楽施設である。さまざまな人形や子供用おもちゃ以外にも、最新式の動画再生機器や多種多様なゲーム機もある。子供たちがお遊戯室を使用する場合は、怪我をしないよう最低でも一名の大人のオペレーターが付き添うように。

02
「バブル、おいらアニメが見たい。」
「でもケーちゃんは、まだ今日の絵日記の宿題が終わってないぞ。一番尊敬する人を描くようにって先生が言ってたけど、ケーちゃんが一番尊敬する人って誰なの?」」
「ドクターだよ! だってドクターは頭が良いし、よくわからないことだって、ドクターが説明したらすぐわかるから!」
「なら早く描くといいぞ。描き終わったら『フェリタビーズ』を見に行こう!」


ウィッチハウス

エイヤフィヤトラ、スズラン、シャマレ















01
各オペレーターの居住習慣にできる限り配慮するため、安全性が損なわれていないことを前提として、ロドスはオペレーターたちが部屋に装飾や改造を行うことを認めている。そこで一部の怪談話愛好家は部屋をより雰囲気のあるものにすることを決めた。
「クロージャのインテリアビジネスを信じていいよ。そういう怪しげな人たちでも、文句のつけようがないクオリティーだから!」

02
「人をいじめるのが好きなその裁判官はその後どうなったんだ?」
「誰かが彼女の法典に呪いをかけたんだ。」
「の、呪い!」
「そう、呪いだ。」
彼女が日曜日の朝にこれを読めば、呪いが降りかかる。
彼女は自らの悪行が招いた結果に恐れを感じて、悔い改めるだろう。


ヘルシーフード店

カンタービレ、ウィーディ、ファイヤーウォッチ、アーススピリット、スカベンジャー















01
近頃ロドスのオペレーターの間では、新たにオープンしたヘルシーフード店が話題となっている、「美味と健康は両立できる」のキャッチコピーがオペレーターたちの興味を引いており、あまりに人気であるため、ヘルシーフード店は全艦に向けて店員を正式に募集し、より多くの人に美味と健康のファストフードを食べてもらえるよう励んでいる。

02
「ねえ聞いた? ヘルシーフード店が数日間休業するんだって。」
「えっ、こんなに人気なのに、どうして急に休業なんてするんだろう。」
「店長はロドスに来たばかりで、最近お店のメニューを変えたいと思ってるんだって。ハイビスカスが作った
健康食がロドスで有名だから、シェフとして招いたらしいよ!」


ロドス作業室

グレイ、ヒューマス















01
作業室はロドスオペレーターの主な仕事場であり、一部の特殊な研究に従事しているオペレーターは自分専用の作業室を持つことも許されている。艦内に不案内な外部の者が誤って作業エリアに入り、他の者の業務に無用な面倒事を引き起こす可能性を減らすため、船室を出入りする際は必ず扉を閉めるよう、後方支援部は注意を促している。

02
普通の人であれば、廃棄された工業製品を前にしても、せいぜいまだ使える部分を取り外すだけで、残りの使えない部分は捨ててしまうだろう。一方、ヒューマスの辞書に「捨てる」という言葉はそもそも存在しない。グレイはヒューマスの行う「発明」を見学した際、自分が取り外したばかりの廃電線がすでにヒューマスに持っていかれ、彼のポータブルハンドル式ロボットアームのキーパーツになっていることに気づいた。



ウルサス


チェルノボーグ

ヘラグ、ビーハンター、アブサント















01
1096年12月23日、チェルノボーグは最も寒い一日を迎えた。天災雲が雷と巨大な源石結晶を巻き込み、すでにレユニオンの侵攻によって崩壊しかけていたこの移動都市を襲った。電気、水道などのインフラは麻痺し、レユニオン内の数多くのメンバーが非感染者に対し「報復」を行った。後日の統計によれば、チェルノボーグの総人口の3分の1がこの事件で命を落とし、住民の多くが鉱石病に罹患した。

02
「住民の皆様へお知らせいたします。現在チェルノボーグは前代未聞の困難に直面しています。天災が私たちの都市を破壊し、暴徒たちが皇帝陛下の輝かしい土地を侵略しようとしています。しかし、私たちは決して退くわけにはいきません。チェルノボーグを守るのです。皇帝陛下の名の下に!」

03
Ace、Scout、フロストノヴァ……チェルノボーグ事件で、ロドスのオペレーター計42名が自らの命を犠牲にした。私たちは彼らの成した全てを決して忘れない。ロドスは彼らの意志と願いを載せて前進を続ける。彼らはこれからも私たちとともにいる。


ウルサス自治団本部

ズィマー、イースチナ、グム、ロサ、リェータ















01
「学生自治団」のような未成年に対し、ロドスは常に、近隣の学校で学び、学業を修められるよう優先的に支援を提供している。ロドス内部にも彼らの学習に供している各種教育課程があるが、このような教育では、公に認められた卒業証書を手にすることはできない。しかし、ズィマーたちはウルサスの他の学校で学ぶ機会を拒否し、なおもロドスに留まることを選択している。

02
自治団メンバーの現在の成績を鑑みて、イースチナとロサは他の三人にそれぞれ厳しい指導プログラムを定め、学習を「強制」している。二人は自治団のメンバーが未来を見据えた時に、より多くの選択肢を持てるようにしたいと考えている。
「彼女たちは決して愚かではありません。ただ、興味のないものに対し気力を使いたくないだけです」とイースチナは説明する。



イェラグ


カランド山

プラマニクス、クリフハート、イェラ、ハロルド















01
イェラグはテラ大陸中部の高大な山脈に位置し、文明の到達できる最高地点に存在する。千年もの間、イェラグは天災に襲われることがなかった。イェラグ人はこれを、雪山の神「イェラガンド」の加護であると考えている。イェラグはまた、このために、信仰によって維持される国となった。

02
プラマニクスがこっそり寺院を抜け出し、妹のクリフハートに付き添って最新の駄獣ブラインドボックスを買いに行った件について、蔓珠院の長老たちは見て見ぬふりをしようと考えた。現在の巫女はもはや、誰かのお膳立てに従うだけの子供ではないのだ。一部の頭が固い長老は、侍女のイェラがプラマニクスへの諫言に手を貸してくれないかと期待したが、彼女がこれに対して笑って何も言わないのを見て、やむなくそのような考えを改めた。


シルバーアッシュ邸宅

シルバーアッシュ、ノーシス、デーゲンブレヒャー、マッターホルン、クーリエ















01
シルバーアッシュの努力により、シルバーアッシュ家は三家会議に復帰し、彼が設立したカランド貿易の主導の下でイェラグと外部との交流は盛んになっていった。大量の工業設備とインフラの建設が始まり、イェラグ人の生活には天地がひっくり返るような変化が起きた。
「この源石暖炉があれば、もう冬に薪が足りなくなることを心配しなくてもいいんだ!」

02
これまでイェラグの政治家たちは、専用の議事堂に集まって会議を行っていた。しかし、なぜかこの頃は何故か開催場所がシルバーアッシュ家の応接間へと場を移した。この変更の経緯を明らかにするため、クーリエは政治家たちの大量の普段の会話資料を集め、そこから原因を突き止めたのだが――彼らはマッターホルンの作る食事が目当てだったのだ。



サーミ


インフィ氷原

ティフォン、ヴァラルクビン、サンタラ、マゼラン、オーロラ















01
サーミは、大地の果てに位置し、森林と凍原をその領域としている。サーミ人は「部族」という形で集落を形成しており、その中核となるのは、彼らの宗教的指導者である「雪祭司」である。雪祭司は、占いを通じて「サーミの意志」と交流し、啓示を得ることで、天災や災難を避けることができる。現存する記録によれば、この啓示が機能しないことはほとんどない。

02
「今日、またタイフーンちゃんに怒られた……行進している時に目の前に突然川が現れたんだ。昨日、現地の人に近くの地理環境を尋ねた時は、この川のことなんて話してなかったのに。研究サンプルとして川の水を集めたかったけど、タイフーンちゃんが『この向こう見ずなおまぬけ鳥が』って叱りながら引っ張ってきて。もぉ、どうして怒るんだろ……」

03
統合戦略-「探索者と銀氷の果て」において、ドクターは啓示板を合計 ■■■ 枚つなげ、崩壊値は ■■■ であった。このうち ■■■ はあなたが最も多く陥ったパラダイムロストである。


田園別荘

ギターノ、バイビーク、カニパラート















01
人々の考えるサーミとは、はるか遠くにあり、辿り着き難い清らかな土地だ。このことが、数多の勇敢な冒険者をかの地へと駆り立てる。しかしあまり経験のない旅行家にとって、サーミは遠いだけでなく、危険でもあった――言うまでもないが、善良な導きの藤ヅル人形を誤って燃料にして暖を取ったりしなければ、回り道はより少なく済んだだろう。

02
「ギターノの占いはよく当たる」。ギターノに占われた数多くのオペレーターがこれを証明している。サーミ出身ではあるものの、ギターノの水晶玉とタロットカードを使った占法は、資料に記載されたサーミの伝統的な占いとは明らかに異なる。これについて疑問を呈されると、ギターノはただ笑みを浮かべて話題をそらす。



クルビア


ライン生命

淬羽サイレンス、サリア、ミュルジス、ホルハイヤ















01
ライン生命はクルビアに存在するテクノロジー企業である。その本部は移動都市トリマウンツにある。コンポーネント統括課主任クリステンと元警備課主任サリアが共同で創設した。ライン生命は計十の課で構成されており、どの課の主任も、各々の業務分野においては極めて高い専門性を有する。クルビア人は彼らを「ライン生命十傑」と呼ぶ。

02
ライン生命はアーク事件により、クルビア全土から注目を集めることとなった。噂によると、アーク事件を主導したコンポーネント統括課主任クリステンはすでにライン生命を離れているという。事件の直後、新たにコンポーネント統括課特別顧問に就任したサイレンスが、クルビアの学術界を震撼させる『トリマウンツ科学倫理共同宣言』を発表した。

03
「もう。忙しいのは分かっているけど、時間があったらイフに会ってあげなさいね。あの子、最近いつもあなたのことばかり話していて、かわいそうよ。」
ミュルジスのやや責めるような口調にも、サイレンスは苦笑するしかない。今の生活は、過去とはまるで正反対だ。サリアがイフリータの保護者になり、一方で彼女自身はなかなか会えない相手になった。


トリマウンツ

フィリオプシス、サイレンス、イフリータ、メイヤー















01
悠久ともいえる歴史を持つテラ諸国と比べると、クルビア連邦は相当に若い国だ。かつてのクルビアはヴィクトリアの貧しい開拓地に過ぎなかったが、伝説のリーベリ、マーク・マックスの先導の下で独立を果たした。その後、マーク・マックスはクルビアの初代大統領に就任した。

02
「明日はサイレンスの誕生日なんだよ。サリアはいねーから、オマエたち、誕生日パーティーを開くのを手伝ってくれねーか。思いっきりリラックスさせて、楽しませてやりたい……」
メイヤーとフィリオプシスはイフリータの頼みを快諾するも、イフリータが彼女たちに渡そうとした「経費」は断った。イフリータのおやつ棚がずいぶん長いこと空になっているのを知っていたからだ。


カフェ-ラウンジ

クオーラ、アシッドドロップ、ビーンストーク、ヴィグナ、ジャッキー、プリン















01
各地区の、各種族の移民の影響により、クルビアは多様な文化の溶鉱炉となっている。そのような中で、クルビアのエンタメ業界はさまざまな文化を取り入れて盛んに創作を行い、連邦政府の後押しの下で大衆文化の発展へ寄与し流行を創造するコンテンツが次々に生み出され、他の国や地域に大きな影響を及ぼしている。

02
最近、クルビアの著名な作家のSF小説を原作とした映画『土の惑星』が映画館で上映されている。クルビアの最先端撮影技術を用いて撮影されたこの映画は、驚くほど美しいデザインとビジュアルエフェクトでクルビアの映画界を揺るがしている。すでに映画館での上映スケジュールの80%超を占めているが、それでもチケットの入手難が続いている。


モダンホテル

クォーツ、カッター、メラナイト、コロセラム















01
クルビアには豊かなカクテルの文化が存在する。テラの各地からこの地に開拓者がやってくる時、故郷の酒も携えてくるが、これらの美酒は、その持ち主と同じように、融合し、ぶつかり合い、新たな活力を生み出すのだ。

02
仕事が終わった後の特製カクテルを断ることのできるクルビア人はほとんどいない――例えばシエスタアイスティー。甘酸っぱい爽やかな味とその名前は、砂浜と夕日を容易に想起させる。しかし、経験豊富な酒飲みたちは知っている。シエスタアイスティーとシエスタには何の関係もないということを。これはただの不思議な偶然に過ぎないのだ。


マンスフィールド監獄

マウンテン、パインコーン、カフカ、ロビン















01
マンスフィールド監獄は廃棄された工業用プラットフォームを改造して造られた。開拓地の犯罪者のほか、一部の「厄介者」を収容するのにも使われている場所である。必要な補給を行う時を除けば荒野に留まっており、たとえ警備が厳重な監獄から逃げ出したとしても、彼らの目の前に広がるのは果てしない荒野である。

02
マウンテンは、自身が監獄で経験したことを何ら隠すことなく人に話す。有り余った元気を殴り合いで発散させている囚人たちとは異なり、マウンテンが監獄でしていたことといえば、本を読んだり、字を書いたり、獄長に図書館の設立を提案することであった。たとえ監獄の中でも、彼は常に教養を尊び、品位のある態度を保っていた。

03
首都特別認可の試験監獄のため、州は不定期にマンスフィールド監獄の状況を視察している。本日視察に来た偉い人は、監獄のトイレの清潔さに満足し、ジェッセルトンという囚人に直々に「衛生模範囚」の称号を授けた。


ドロシーのラボ

ドロシー、アステシア、アステジーニ、承曦グレイ















01
ライン生命の清掃員に応募したければ、少なくとも修士以上の学歴が必要だとよく言われる。もちろんこれは冗談だが、ライン生命の求人基準の高さがうかがえる話だ。名前なしに課の中で「博士」と呼んだら、職員の三分の二が振り向くことだろう。

02
「実は、このような伝達物質に関連するアイデアを早くから提起していた者はいた。ただ一人、彼女のみがそれを実現したというだけのことだ。そう、認めよう。私はドロシー女史の才能がうらやましい。嫉妬すらしている。あのエネルギー課主任が言っていたように、このようなアーツ伝導体は次の時代を切り拓く可能性が高い。技術に憧れるエンジニアであれば、心が躍らない者はいないだろう。」
――Mechanist


ヘレナのレストラン

フランカ、リスカム、滌火ジェシカ、バニラ、アーモンド、コールドショット















01
デイヴィスタウンにやってきたばかりの時、コールドショットは速やかに信頼できる相手を探し、レストランの経営を引き継ぐことばかりを考えていた。開拓地で自由な放浪生活を続けるためだ。しかし、その後に彼女は徐々にそのような考えを改めていった。デイヴィスタウンの人々はただ彼女の腕を褒めたたえるだけで、この地に留まるよう求めることはなかったからだ。これは彼女に肩の力を抜かせるには十分で、コールドショットは軽やかな気分になった。

02
よく店に来る常連たちは、十分に飲んで食べるとダーツで気晴らしがてら、その日の飲み代を持つ人を決める。この掟に従えば、今夜の夕食はアーモンドがおごることになるはずだ。
「あたしちゃんは修理に来ただけじゃん。飲んでもないし。なんであたしちゃんも参加しなきゃいけないの!」



ミノス

ヴァルカン、コンビクション、エラト、パラス、シデロカ















01
ミノスは、山々に囲まれた英雄の郷である。ミノスの発展に素晴らしい貢献をした者は、指導者も平民もすべて「英雄」の称号が与えられ、人々は英雄のために詩歌を作り、脚本を書き、像を彫る。ミノスのある英雄譚の冒頭には、このような言葉がある。
「英雄は人民のうちより来たり、人民の中に帰る。」」

02
「機関車問題のトマト版:すっぱ・あま問題!五人の有名な芸術家は酸っぱいトマトが好きだが、一人のパッとしない芸術家は甘いトマトが好きだ。農家である貴様は、酸っぱい品種を植えるべきか、それとも甘い品種を植えるべきか。どっちも不正解のだ! あろうことかトマトを選り好みするとは、全員断罪すべきのだ!」



シエスタ

セイロン、シュヴァルツ、ブライオファイタ、ポンシラス、純燼エイヤフィヤトラ、
琳琅スワイヤー、ウィスパーレイン















01
シエスタからの招待を断ることができる音楽愛好家など一人もいない。この地で開催される黒曜石祭はテラの音楽のトレンドの最前線である。AUS、D.D.D.、エンペラーなどの有名アーティストが一堂に会し、シエスタの人々に唯一無二の視覚と聴覚の宴を捧げるのだ!

02
最近シエスタ観光商店街で奇妙なことが起きている。入口に並べられたサーフボードが何の理由もなく急に散らばり、アイス屋のアイスクリームの一部が急に消える……そして、商店街へ調査にやってきたスワイヤーが財布の中の金がすべて消えていることに気付くと、ついにシエスタ警察がこの件に介入した。警察の調査により、ようやく容疑者の特徴が明らかになった。
容疑者はすばしこく、時折サングラスをかけており、足が四本ある。飛ぶことができ、遠くからはピンク色の綿あめに見える。



ボリバル

テキーラ、ラ・プルマ、遊龍チェン、ケイパー















01
「娯楽の都」と呼ばれるドッソレス。この地では観光業、商業、アミューズメント業が盛んで、さらにテラの大地で唯一無二の人工海もある。ドッソレスウォーリアーチャンピオンは、ここでレジャーを楽しむ人々が絶対に見逃すことのできないイベントだ。

02
前回のドッソレスウォーリアーチャンピオンでは、決勝の舞台であるクルーズ船で原因不明の大爆発が起きた。そして大会終了後、カンデラ市長はかつてドッソレスのランドマークであったこの豪華客船を再建することを決定した。
「それで、船首にあるあの巨大なペッロー像は一体誰の発案なんだ?」
「シッ、市長が直々に設計したらしいぞ。」

03
「お兄ちゃん、この酒、調合を間違えたんじゃないの? ジュースとまったく同じ味がするよ。」
「あっはっは、気付いたかい? まさにジュースそのもので、アルコールは入ってないよ。」



サルゴン


沁礁闇市

トゥイエ、ヘビーレイン、シェーシャ、パッセンジャー、トギフォンス、トター















01
サルゴン帝国はテラの大地に現存する中では最も古い国の一つである。街は古い蟻塚のようで、至る所に歳月と歴史の痕が見られる。サルゴンの住民はしばしば保守的で、自然環境のありのままの姿を残す傾向にある。それなりに使い道があるものを破壊することはない。

02
あなたが肉食愛好家であるなら、サルゴンに行くべきだ。ガンセキガニ混ぜご飯や分厚いパイがきっと胃袋を満足させてくれるだろう。現地の名物であるドリンクを試してみたいって? どうか信じてほしい。穀物と肉を混ぜ合わせ、発酵させて作ったドリンクを見たら、あなたはきっとそのような考えを改めるだろう。

03
近頃、沁礁闇市の商売は大繁盛だ。なぜだかわからないが、たくさんの見知らぬ人がここへやってきて情報を聞き込み、さまざまな物を買っていく。このため闇市の商人だけではなく、この地に根を張るサンバレー工業も大儲けしている。


アルサラン

カーネリアン、ビーズワクス、シーン、エステル、ケストレル、アスベストス















01
駄獣のようなハガネガニを撮影し、砂の下に穴を掘って巣を作る羽獣を探し、フェーンホットランドの周辺に現れる怪しい人影を調査する……カーネリアンはアスベストスとシーンの今回のサルゴン砂漠探検のため、周到な計画を練っていた。カーネリアンのガイドがあれば、二人は必ずや探検の目標を達成しつつ、サルゴンの奥地に潜む危険を避けることができるだろう。

02
「覚えておいて。まず細布で一通り拭いて、オイルを塗ってから、柔らかなブラシで一通り掃く。それから、研磨道具で磨くの……」
「あの、ビーズワクスさん、私の角はそんなに丁寧に手入れしてもらわなくても大丈夫だよ。以前、彼らは私の角を奇形だって……」
「あなたの角、とてもきれいだよ。がっしりしていて、光沢があって、しっかり手入れしたらもっときれいになると思う。そうだ、この方法で尻尾も手入れしてみるのもいいかも。結構効果的らしいよ。」


ゼルウェルツァ

トミミ、百錬ガヴィル、ユーネステス、Lancet-2、フリント、
ミニマリスト、パゼオンカ、テンニンカ















01
ゼルウェルツァのドゥリンたちは、都市のドームの破裂を決して災難とは捉えていなかった――彼らはドームが破裂してできたどでかい水たまりに巨大なウォータースライダーを造ったのだ。スライダーの設計者であるキャッチ・ライトレースの説明によれば、スライダーは全長610mで、26ヶ所のカーブと17基の泡発生器が設けられているほか、流速制御バルブが装備されており、子供でも滑る楽しみを存分に味わうことができる。

02
「ん、まだ間に合うはず。」
ミニマリストは砂浜で「創作」を続けていた。緻密な計算を経た結果、次にどでかい水たまりが満潮になるのは37分後だと知れた。創作が完成した後に記念写真を数枚撮る時間は十分あるはずだ。
しかし、彼は気付いていなかった。トミミとガヴィルが53回目のスライダーレースを始めようとしていることを。これは、次に波が砂浜を襲う時間が目の前に迫っていることを意味していた。



ヴィクトリア


グリーンスパーク

ゴールデングロー、ヘイズ、クエルクス、グラニ、スカイフレア、ミント















01
グリーンスパークは、元々はクエルクスがカレドンシティの感染者地区に開いたフラワーライトアートストアだった。しかし、彼女の熱心な性格と酒造りの腕のため、多くの人がここを暇なときに時間を潰すバーと考えるようになった。人々はクエルクスに、感染者地区になぜこのような店を開いたのかと尋ねるが、彼女の答えは非常にシンプルだ。
「私が好きだから」

02
噂では、ミントは人に噛みつく本を持っている。もし誰かが勝手にページをめくれば、その本は思い切り噛みつくという。ミントが言うには、取り返しがつかないほどの大きな損傷を与えるものではないが、噛まれたらすごく痛い。うっかり足の小指をぶつけてしまうよりも痛い!

03
「あなたの生きる意味、大切な夢が他人に壊された……で、そんなあなたは今何をしてるの? 最後に残ったものまで壊しちゃうのぉ?」
「何かを失ったら、探して見つけるんだよぉ。誰かに奪われたなら、何とかして取り返すんだよぉ。このまま諦めたら、なーんにもなくなっちゃうよぉ?」


ロンディニウム

ナイトメア、ムース、ブリーズ、アイリス、ベナ、メイ















01
ヴィクトリアは間違いなくこの大地で総合的な国力が最大級の国の一つである。首都ロンディニウムを訪れる者は皆、その繁栄ぶりに感嘆の声をあげる。ヴィクトリア人は科学と芸術を重んじ、科学によって芸術のさらなる可能性を発掘しようとしている。「映画」は、まさにそのような雰囲気の中で発明された。

02
ヴィクトリアで生活する人のほとんどは、ある童話を聞いたことがある。良い子にしていると、夢の中でとあるお城へと招かれて、城の主人の熱烈な歓迎を受けるというものだ。ムース、ブリーズなど、複数のヴィクトリア出身のオペレーターは、自身が子供の頃に確かにそのような経験をし、しかもその城の主人と約束を交わしたと話している。


セライブラソン古城

ファントム、シャレム















01
彼は「ソリティア」、劇団史上類を見ない天才だ。「シャドウ」は彼に幻術の操り方を、「ブレイドダンス」はダンスのような戦闘の技を、「ズルカマラ」は完璧な演技を教えた。そしてあの団長は、人の心を動かす歌声を直々に授けた。彼が盛大に舞台に登場するのを誰もが期待していた――しかし、彼はすでに劇団のすべてを知っていた。あの光のない夜、彼は高らかに歌い、この罪と悪にまみれた組織を徹底的に壊滅させた。

02
彼は「アビス」、劇団の全ての人々に唾棄される臆病者だ。人を傷つけるべき凶器は縄を切り、挙句に他人の手に渡って命を守る道具になった。狩人は獲物を逃し、獲物の足跡をたどって荒野の果てに消えていく。丹念に用意された舞台は、こうして良心によって台無しにされた! しかし、彼は戻ってきた。彼は「ソリティア」を連れ戻すため、再び舞台に登る。今度は、彼は盛大なパフォーマンスを捧げることができるのだろうか。


自救軍

ハイディ、ステインレス、ロックロック、ヴァンデラ















01
ロンディニウム市民自救軍のメンバーに含まれる本職の戦闘員は極めて少ない。組織の名前が表す通り、彼らの大多数は、労働者だったり、学生だったり、路上の屋台の店主だったり……彼らはロンディニウムの一般市民に過ぎない。彼らが持つのは、反抗の意志と、家を守るという信念だけである。

02
ハイディが初めて自救軍の演説の場に登場した時、彼女の凝った装いと優雅な雰囲気は多くのメンバーに警戒心を抱かせた――みんな彼女のことを、言いがかりをつけに来た貴族だと思ったのだ。しかし、自救軍のリーダー、クロヴィシアと話した後、彼女は自救軍の一員となった。

03
ロンディニウム特別行動において、ステインレスは初めて自らロドスに友好的の手を差し伸べた自救軍のメンバーである。彼はいつも、すぐに人を信じる。彼は、すべての人が自分と同じように、互いに守り合うため、少しでも良い未来を勝ち取るために立ち上がり、共通の敵と戦うと信じているのだ。


グラスゴーのジム

シージ、モーガン、ダグザ、インドラ、デルフィーン















01
モーガンはかつて何度も、ボクシングジム「スロバーノッカー」に戻った後の自身の計画をみんなに話していた。まずビリヤード場に行って夜通し遊び、続いて隣の酒場で酔いつぶれるまで飲むか、もしくはビデオシアターを貸し切りにして10本連続で映画を観る。最後に、パーティーで新人の加入および自身とシージの帰還を祝う。しかし今、これらの計画が実現することはなかった。

02
「全ての人の願いが叶いますように。幸せでありますように。健康でありますように。素晴らしい生活を送れますように」
「もう誰も苦しみませんように。痛めつけられませんように。みんなが笑い合って、涙がこの大地から消えますように。飢えも無くなりますように」
「全てが――」
「私も願ってる」
――ノーポート区の壁に書かれた文字


ターラー区

バグパイプ、サイラッハ、ホルン、焔影リード、ハーモニー、パズル















01
「命にはその価値がある」、これはOutcastとロドスがリードに教えたことだ。ロドスを離れる前、彼女は数日の時間とかなりの労力をかけ、自身の持つケースがほぼ医療箱に変わるまで医療用品を整理した。
「命のあるべき姿を、彼らにも見せたいと思った。その責任が、私のことを選ぶというのなら、もう逃げたりはしない。」

02
バグパイプはいつも、まだ自分が村にいた時のことを思い出す。陽光、麦畑、そして牧獣の群れ……そのような生活は、すでに彼女とはほど遠い。今、彼女を取り巻くのは戦争の硝煙である。しかし、バグパイプはよく知っている。自分たちは再びそのような平穏な生活を取り戻すために戦っているということを。



カジミエーシュ


レッドパイン騎士団休憩室

アッシュロック、ファートゥース、ワイルドメイン、フレイムテイル、ジャスティスナイト















01
レッドパイン騎士団は、感染者が大騎士領で生存できるように設立された。彼女らは、感染者の騎士のグループを結束させ、騎士競技で手に入れた富のすべてを感染者の保護に使っている。レッドパイン騎士団の「レッドパイン」とは、フレイムテイルとアッシュロックの故郷に由来するらしい。今ではほぼ絶滅しているその植物は、かつては雄大さ、美しさ、そして強靭さの象徴であった。

02
「ジャスティスナイトはただのロボットじゃねぇ。レッドパイン騎士団の家族でもあるんだ。」ワイルドメインは他者に何度もそのように言ってきた。しかし最近では、家族の思いやりが明らかに彼女の頭痛の種になっている――彼女の健康のため、ジャスティスナイトはいつも彼女の昼食として食堂から「ハイビスカス特製栄養食」を持ってくるのである。食べなければ、ジャスティスナイトは傷ついて悲しくなる。このような状況に直面し、ワイルドメインは騎士団の他のメンバーに「救援依頼」を発している。


商業連合会

メテオ、グラベル、プラチナ、プロヴァイゾ















01
人々はカジミエーシュを「騎士と商業の国」と呼ぶ。伝統ある騎士階級で構成される監査会と、商人で構成される商業連合会が共にカジミエーシュの政局を作り上げている。近年、商業連合会が開催する騎士メジャーがテラで流行している。「騎士」という伝統に対する人々のイメージも、変わりつつある。

02
開かれた国であるカジミエーシュは、招待を受けてやってきた賓客に対し、常人には想像もできない待遇を提供する。監査会は本物の征戦騎士を派遣して来客の安全に責任を負い、商業連合会は騎士メジャーの試合ごとに観戦用のボックス席を用意する。もしあなたが重要な地位にあるのなら、その時点で最も人気のある競技騎士と晩餐会を共にすることができるだろう。


ニアール家の客間

ブレミシャイン、ウィスラッシュ、耀騎士ニアール、ムリナール















01
首席騎士の失踪と老いたペガサス、キリルの逝去の後、次男であるムリナールは騎士協会の招待を断った。「ニアール」というこのカジミエーシュの歴史において栄光を手にしてきた古の一族も、一度は貴族の地位を失う危機に陥ったことがある。しかし、マーガレットが帰還し、騎士メジャーで二回優勝すると、今では「万物みなそれぞれの価値がある」と信じるカジミエーシュはニアール家への態度を考え直さざるを得なくなった。

02
ブレミシャインがロドスと契約を結ぶ前、一族の年長者を名乗るウィスラッシュは直々にロドスを訪れ、仕事環境と宿泊環境を下見させるよう求めた。さらには、人事部のオペレーターに対し、ロドスがニアールとブレミシャインをぞんざいに扱うことがあれば、そのまま二人を連れて出ていくとまで言い放った――もっとも、あるオペレーターの話では、最近ウィスラッシュは後方支援部に、船内に武器工房を開いてもよいか尋ねたらしい……どうやらロドスにはまあまあ満足しているようだ。

03
騎士は、困難に陥った者や、持たざる者の傍に立つべき存在です。それだけは私が唯一信じて疑わないことです。そして、弱者の傍に立ち続けるのであれば、敗北は日常茶飯事のはずです。勝利を享受するより、敗北を耐え忍ぶことこそ、騎士精神に含まれるべき事柄だと信じたいのです。
我らが家訓、「苦難と闇を畏れるべからず」、その言葉の通りに。
――一通の古い手紙


大騎士領

ナイチンゲール、シャイニング、ニアール















01
騎士競技愛好家がカジミエーシュの商店街にやってくると、騎士競技グッズの豊富さに圧倒される。競技騎士のイメージに基づいて作られたぬいぐるみ、競技騎士を撮影した写真、実物大の武器レプリカ、そして店主の熱い説明。このにぎやかな商店街に入って、手ぶらで出られる者は極めて少ない。

02
ナイチンゲールの健康と耀騎士の現在の人気を考え、ニアールたちはわざわざ人通りが少ない道を散歩していた。しかし、散歩の途中でちょっとした出来事があった。ナイチンゲールがショーウィンドウの中に、等身大抱き枕を見つけたのだ。しかも、それを買っていいかどうか、シャイニングと笑いながら話し合っていた。

03
「廃鉄騎士と紅蓮騎士、この戦いに勝利するのはいったいどちらでしょう? すでに皆様のお手元の端末からの入力が有効となりました。選手に賭けるのか! それとも支援物資を投入するのか! 騎士たちの運命は、今まさに彼らに――そして、皆様の選択にかかっています!」



リターニア

エーベンホルツ、ツェルニー、濯塵ハイビスカス、ヴィヴィアナ、
ベースライン、レッシング、ディアマンテ















01
術師と高塔の国――リターニア。この古の帝国は、アーツが造りし強国であるのみならず、その輝かしい歴史と芸術文化がテラ大陸全体に大きな影響を与えている。リターニア人は、知識と芸術に対し長年にわたる崇拝の念を抱いている。ただ言葉を用いて演説や議論を行うよりも、芸術表現を用いて厳かな激情を伝えることを評価する――中でも特に、リターニアの伝統的なクラシック音楽が良しとされている。

02
この頃、「深更派」を自称する音楽家たちが首都ツヴィリングトゥルムに現れた。これらの者は、静かな真夜中に激しい音楽を演奏することでこそ、人々の心の奥にある激情を解き放つことができると主張している――彼らは確かにそれを現実にした。目下、憲兵隊は多くの住民から深夜の迷惑行為に関する訴えを受け、この件の調査に着手している。

03
澄み渡る空は青を湛え、そよ風はたおやかに歌う。川の水面は絶えず姿を変えて、我が心は希望に満ちる。
煙霧など一夜にして散り、大地は朝陽を戴く。嗚呼、美しきリターニア、自由を謳歌せし者の故郷よ。

――双子の女帝の即位に際し国内で大流行した曲の一つ



シラクーザ


ウォルシーニ

血掟テキサス、ラップランド、ヴィジェル、ペナンス、ルナカブ















01
シラクーザの話をする者は、繰り返しある同一の話題――ファミリーについて話すことになるだろう。この地には長年にわたる対立と衝突が蔓延っており、ファミリー同士で休むことなく争い合っている。ミズ・シチリアが留学から帰還し、シラクーザに秩序をもたらすと、一般人で構成される政府がファミリーの手から都市を治める仕事を引き継いだ。そして、ファミリーは舞台裏に引き下がった――少なくともそのようには見えた。

02
当初、テキサスはラップランドのことを、シラクーザのとあるファミリーが派遣した刺客に過ぎず、その後のごたごたは単に任務の完遂という目的に付随して生まれたものであると考えていた。だが、徐々にそのような単純な話ではないことに気付いた。ターゲットの目の前に堂々と姿を現し、そこそこの厄介事をもたらす刺客などどこにいるのだろう。

03
「やれやれ、今回の裁判官はファミリーの人間か? 店主の目の前でレストランをめちゃくちゃにしたっていうのに、無罪判決なんて。」
「あのヴィクトリア野郎、スパゲティを折ってゆでやがったんだ! もし俺を有罪にしたら、ファミリーだけじゃない、シラクーザ全体から怒りを買うぞ!」


荒野

イグゼキュター、ヴァーミル、アンジェリーナ、プロヴァンス、
キアーベ、ブローカ、アオスタ















01
荒野を移動することは安全とは程遠い行為である。これはすべての天災トランスポーターが知っていることだ。レム・ビリトンの荒野では天災が頻発しており、ウルサスではそれ以外にも流民の集落や傭兵組織のもたらす脅威に警戒する必要もある。シラクーザに至っては、ループスの獣眷が構成する「群狼」が荒野で長きにわたって争いを続けている。あなたを新たな狩りの対象にしたって意に介さないだろう。

02
「おい、もう時間がねぇぞ。急いで集合場所に行かねぇと!」
「時間がないのはあなたが起きるのが遅かったせいでしょう。私とブローカが寝室をこじ開けなければ、あなたはまだ眠っていたんです。とはいえ、それはエンジンの回転速度を三倍にする理由にはなりません!」



イベリア


グランファーロ

スカジ、グレイディーア、帰溟スペクター、スペクター















01
海からやってきた災厄はイベリアの黄金時代を破壊した。後に「大いなる静謐」と呼ばれるこの災禍は、国土の大半を海底に沈めた。海水が引くと、かつて栄えていた町には、ぼろぼろの廃墟と、塩分濃度の高い不毛の地しか残されていなかった。この地は、故郷を後にした無数の人々が帰還することのできない土地となり、シーボーンたちの新たな楽園となった。

02
アビサルハンター、これはエーギルがその改造技術によってシーボーンへ対抗するために造り出した強力な戦士である。彼らにはシーボーンの血が流れており、そのために超人的な戦闘能力を獲得した。ただし、このような改造には大きなリスクが伴う。ある特殊な状況下においては、アビサルハンターたちは徐々に血の中にあるシーボーンの本能に屈し、場合によっては完全にシーボーンと化してしまうのだ。
「覚えておきなさい、あなたはハンターよ。奴らではあなたをどうすることもできないわ。あなた自身がシーボーンになりたいと思わない限り、なることはない」


サルヴィエント

アイリーニ、ルーメン、ソーンズ、エリジウム















01
審問官の見習いは、審問官となる前に、2つの質問に対する自分なりの答えを見つけなければならない。なぜ審問官になるのか? 何を裁くのか? 単なる聖句と法への熱意だけでは、現在のイベリアの需要を満たすことはできない。一人の見習いが自らの行動の意味を真に理解し、信じてこそ、法と聖句がその者の力となる。その時、審問官の剣と灯りは波を切り開き、悪を浄化することができる。

02
サルヴィエントにはかつて、ある言い伝えがあった。潮が100回満ち引きするたびに、大人たちはそれぞれ缶から貝殻を1枚引く。赤色の貝殻を引いた者は、空が暗くなってから海辺に行くと、翌日、砂浜に食べ物が山積みになる。
「だから、ケチャップを海辺に置いておくと、次の日に砂浜に食べきれないほどのフライドポテトが現れると思ってた?」



エーギル

グラウコス、ディピカ、インディゴ、アズリウス、ミヅキ、ハイモア、
キララ、アンドレアナ、濁心スカジ















01
料理に関しては、ロドスでも腕利き料理人であるマッターホルンでさえも、ミヅキの料理の才能と理解力には惜しみない賞賛を向ける。ロドスのキッチンは、ミヅキの提案を受け、多くの料理の調味料と材料の割合を調整し、オペレーターたち全員から高評価を獲得している。しかし、なぜだかわからないが、ミヅキ自身が作った料理はいつも人に「食材がまだ生きている」という奇妙な錯覚を与える。

02
ハイモアはバーベキューコンロの上にある触手のような食べ物を見て、嫌な記憶がよみがえった。彼女は心配そうに、砂浜ではしゃいでいる仲間たちを見て、それから鼻歌を歌いながら食材を焼いているミヅキを見た。
「安心して。今回の食べ物は全部ある友達から送られてきたものだから」
ハイモアは長く息を吐いたが、ミヅキが大海に向けた目には気付かなかった。



ラテラーノ


公証人役場休憩室

エンフォーサー、インサイダー、スプリア















01
ラテラーノの公証人役場で働くのは大変なことだ。一人一人がさまざまなレベルの法、戒律、規則を熟知し、深く理解していなければならないため、公証人役場に勤める者の多くは博識な法学者である。もちろん、法執行機関として、彼らは高い銃操作技術も持ち合わせている。これにより、公民の利益を守り、公民に義務を履行するよう促す公証人役場の能力は大幅に高められている。

02
一日に24件の爆発事件が起きるなんて、公証人役場で十年あまり働いているベテランでも、このような状況にはほとんど出くわしたことがない。
「今日は残業だ。前の二、三日分の仕事量だよ!」とインサイダーは愚痴をこぼした。公証人役場はすぐに、彼らが残業することになった原因を突き止めた。あるラテラーノの商人が家々を回り、レム・ビリトンから来たというオリジナルのポップコーン機器を売っていたのだが、買った人々が常にシロップを入れ過ぎて、エアバルブを詰まらせていたのだ!


聖都ラテラーノ

モスティマ、フィアメッタ、プリュム、アンブリエル、アルケット、
ヴィルトゥオーサ、聖約イグゼキュター















01
自由と享楽、スイーツと爆発、これらがラテラーノの文化と雰囲気の重要な構成要素である。多くの人にとって、ラテラーノは非常に自由で享楽を重んじる国であるが、実際にラテラーノの土地を踏むと、すべての自由と享楽はラテラーノの秩序の下の副産物でしかないことに気付く。

02
ラテラーノ人はスイーツをこよなく愛する。一般的なラテラーノ人は少なくとも20種類のスイーツの作り方を把握していなければならないといわれており、現教皇のイヴァンジェリスタⅪ世は、スイーツについては極めて驚くべき創造力を見せる。現在ラテラーノ中で流行しているサボテンタルトは彼の創意から生み出されたものだ。

03
ラテラーノの学校で最も学生に人気の授業は、間違いなく「銃との交流」という選択科目である。自らの守護銃を手にしたばかりの一部の子供たちは、自身と守護銃が十分な絆を結んでさえいれば、敵に向けて放った銃弾は絶対に逸れないと信じている。



レム・ビリトン


ニヤニヤ谷

サベージ、エイプリル、レオンハルト、エアースカーペ、ウォーミー、レイ















01
レム・ビリトンは、一つの国というよりも、無数の小さな家族で構成された大家族である。原住民のコータスの家庭文化の影響を受け、レム・ビリトン人は比較的小さな尺度で政治生活を送る傾向にある。彼らは、「事情を知っている人が多いほど、開くべき会議が多くなり、無駄な時間が増える」と考えている。

02
みんなで集まって食事をすることは、レム・ビリトン人にとって親睦を深めるための大切な手段である。たとえ日の届かない採掘場の中であっても、鉱夫たちは食器になる物や食材を見つけ出す。食卓に金色に塗られたニンジンがあるのが、レム・ビリトンの最大の特徴の一つだ。鉱夫たちはこうして、鉱物とニンジンという大地がもたらす二つの財宝に感謝を示している。

03
あなたはまだ、採掘に下りる時に耳がいつも坑道に触れることで悩んでいますか?
あなたはまだ、耳が鉱物に傷つけられることを恐れていますか?
レイジアン工業の新型ヘルメットは、コータス一人一人の耳を守り、あなたの耳をあらゆる危険から遠ざけます!
(垂れ耳型が必要な場合は、発注書に明記してください)


土石掘削兼サカビンノキ移植兼都市間人員輸送用トレーラー

ファイヤーホイッスル、セメント















01
頻繁な天災は、レム・ビリトンの地表を常に不安定な状態にしている。そのため、特殊な改造を経たトレーラーがレム・ビリトンの主要な交通手段となっている。各鉱区の間でトレーラーの時刻表が定められているため、遠くの鉱区に行く必要がある場合は、その日の発車時間を必ず覚えておこう。

02
レイジアン工業が生産する最新型のトレーラーを持つことは、多くのレム・ビリトン人の夢である。車両が蒸し暑く、エンジン音がぜんそくのような旧型とは異なり、最新型のトレーラーは車両内に最新の室温管理システムが搭載されており、車両内の温度を随時調整することができる。また、車両内にはキッチン、トイレなどの生活設備が備えられており、車両外に気象観測器、掘削ドリルなど数多くの改造部品を追加することができるため、快適性と実用性を兼ね備えている。




龍門

テキサス、ソラ、エクシア、クロワッサン、バイソン、
ホシグマ、スワイヤー、チェン、リン、ジェイ、リー、ア、ウン、ワイフー















01
炎国の広い領土の中には全19の行政区画がある。行政番号0019の龍門は、その中で最も若い区画にあたる。炎国において対外的に最大である通商港の一つとして、この都市の繁栄ぶりは目を見張るものがある。しかし、想像しがたいことであるが、あれほどに高層ビルが林立していながらなおも数多くの屋台が大声で商品を売り込む姿が見られるのだ。龍門人からすれば、モールのラグジュアリーショップと自宅の前の魚団子スープ屋台の間に、それほど格の差はないらしい。

02
ホシグマは休息日の巡回シフト表を見て、思わず苦笑した――チェンとスワイヤーの名前が同じ時間帯に書かれているのを見たのだ。しかも、二人がパトロールを担当する区域は、龍門青年起業家協会事務所の所在地だった――これは、ユーシャも高確率で付近にいることを意味する。
ホシグマは、念のため明日残業を申請しておいた方がいいと考えた。

03
固定の組織構造を持たない、料金に明確な基準がない、業務展開の方向性が気まま……どのような観点から見ても、ペンギン急便はきちんとした物流企業とは言えない。しかし、物品輸送の際の護送にせよ、用心棒にせよ、他の業務にせよ、ペンギン急便が失敗を犯すことはほとんどない。「絶対に、確実に」が彼らの理念だ。
ただ使命をどのように達成するか、そこまでに紆余曲折があったかを、ボスは気にしない。


龍門食坊

エフイーター、スノーズント、シラユキ、ショウ















01
龍門人は大変に美食を愛する。この点は、町中にあふれる飲食店や食品を売る屋台からも見て取れる。炎国最大の対外通商港である龍門にはまた、テラ各地の特色ある料理も集まっている。しかし、龍門人が最も気に入っているのは常に、伝統的な炎国料理を作る老舗である。

02
「食べてみなって。ご飯にも餃子にも合って、とってもおいしいよ!」
生まれも育ちも龍門のスノーズントは、特に辛いものが得意なわけではないが、エフイーターに熱心に勧められ、尚蜀特産の「辣椒老媽(ラージャオラオマー)」を受け取った。


忘水坪

リィン、ブラックナイト、炎獄ラヴァ、ニェン















01
尚蜀は炎国の中心部付近に位置し、古来山々に囲まれている。このような地理環境は、移動都市が動くには向かないはずだが、尚蜀人は自らの故郷を手放すのを望まなかった。そこで、尚蜀の都市は山々の間に分散させられた。土木天師の助力の下、一部の名山はそのまま移動式プラットフォームに載せられ、「三山十七峰」の絶景を形作った。

02
リィンは一体どのくらい酒を飲めるのだろうか。ニェンにそそのかされ、数人の酒量に自信があるオペレーターがリィンへの挑戦を決めたが、意外にも断られることとなった。リィンが言うには、酒を飲むのは構わないが、単に酒量を競う目的であれば、体を傷つけてしまう恐れがある。そのような酒は飲まない方がいいとのことだった。皆はそれを聞いていたく感動し、どうしても飲みたいと言ってリィンと一晩中飲んだが、最後には、全員が宿舎に担ぎ戻された。

03
ニェンの「脅しと誘い」により、ラヴァはついに、彼女と共に尚蜀へ行って新しいカンフー映画のために取材を行うことを承諾した。ニェン本人の話では、今回の脚本のインスピレーションは尚蜀で実際に起きた物語から取られた。
「まず何より、『客桟の番頭と担夫の愛憎』という名前は、聞くからに駄作の感じがする」

――ラヴァ


玉門

チョンユエ、チューバイ、ジエユン、ウィンドチャイム















01
炎国北部には、どこまでも続く滅多に人があらわれない砂漠がある。ここの環境は決して居住には適さなかった――玉門が砂漠に興るまでは。炎国の軍事的要衝ということもあり、この都市の住民たちは武術を重んじている。都市内には現在も比武台が残っており、武闘家たちの腕試しに供されている。外敵が侵入してくるたびに、玉門の軍民は力を合わせて外敵に対抗し、数々の逸話を作り上げてきた。

02
「そういえば、宗師はいったいいくつなんだ? 十数年前に私が入隊した時にはすでにあのような姿だった。どうして今も昔のままでまったく変わっていないんだ?」
「滅多なことを考えるな。ただ、宗師がいなければ俺たちはとっくに死んでいるとだけ覚えておけばいい」」
「別に変なことを考えているわけじゃない。うちの奥さんが会いに来た時にちょうど宗師に会っただろう。その時、こんなに時間が過ぎてるのに、宗師の肌はなぜ変わらずきれいなのか、スキンケアの方法を聞いてきてほしい、と言っていたんだ」


婆山町(シーの絵巻)

シー、ウユウ、寒芒クルース















01
シーは、ロドスで唯一の宿舎がないオペレーターである。彼女に宿舎が割り当てられたとき、シーは自分には必要ないと表明し、その後方支援部オペレーターの前で通路に扉を描いて中に入っていった。翌日、そのオペレーターは資料室に直行し、炎国の「仙人」に関する記載を探し始めた。

02
シーと交流がある数少ないオペレーターは皆、シーが「クヒツム」と呼ぶ生き物を見たことがある。これらはシーのペットのように見えるが、ウユウの話では、この可愛く見える生き物は決して温厚で無害ではないので、シーが近くにいなければ、むやみに近づかない方がいいそうだ。
「考えて見たまえ。どうしてシーは彼らをクヒツムと呼ぶのだと思う?」」

03
「そうよ。私は外に出たくもないし、仕事をしたくもないの。ただ、どこかで静かに絵を描いていたいだけ。私が貴方たちの邪魔をしたと思っているなら、それは貴方自身の問題よ」


大荒城

シュウ、ズオ・ラウ、グレインバッズ、ワンチィン、レイズ















01
テラ全体を見ても、炎国人は農業を殊更に重視している。大荒城がその最も良い証明である。大荒城は炎国で最も重要かつ最も先進的な農業研究基地だ。農業生産の全工程がほぼ全面的に機械化されており、種まき、収穫、施肥、農薬散布、すべてが源石機器で行われる。これまで長年にわたって、無数の農業天師と農家がここへやってきた。ただ広い農地を作るという夢を実現し、この大地の人々が二度と飢餓に苦しまないようにするために。

02
シュウがロドスにやってくると、オペレーターたちは口を揃えてロドスの食事の水準が一段上がったと表明した。これは、単にシュウ自身の料理の腕が優れているからというだけではない。重要なのは、彼女が購買部のオペレーターたちにさまざまな助言を行っていること、そして物資仕入先を提供して食物の原材料の品質を大幅に向上させたことである。

03
「安心して、大丈夫です。要望はよくわかりました。しっかりと彼を監督します」
「えへへ、じゃあ、あたしたちは隣を手伝ってくるね。がんばって、燭台くん!」
「姉さん……ただ田植えをするだけです。そんなにじっと見つめなくても……」



極東

カゼマル、ツキノギ、ウタゲ、マトイマル、サガ、アカフユ















01
極東では大昔から秋を愛でる伝統がある。秋になると、極東人は三々五々山に向かい、山のきれいな色とりどりの木の葉を観賞する――そのため、山中の温泉旅館に部屋を取るのは難しくなる。各種広告の宣伝により、多くの人が秋の極東はレジャーに最適な場所であると考えている。

02
おにぎり。米を握って作るこの食べ物は、極東で最も一般的な食べ物の一つである。中に入れられているのは、果実の漬物や焼いた鱗獣肉などだ。作るのが簡単なので、極東人がピクニックに出かける際に真っ先に選ぶ食べ物である。

03
極東の一族は大小問わずお抱えの忍者を育てている。忍者は、幼い頃から過酷な訓練を受け、一族のために表には出せない任務を密かにこなしている。最近、極東の娯楽産業の発展に伴い、忍者のイメージがテレビで取り上げられるようになり、忍者をテーマにした映画やアニメ、ゲームが続々に作られている。